夏が近づき始めると＿。

夏が近づき始めると

私の心はダークに変わる。

なぜなら

学校で水泳という授業が始まるから。

私にとってこの授業がどれだけ苦痛か

誰にも言ったことがない。

水泳の授業がどうしてここまで苦痛か。

それは自分が泳げないからだ。

泳げないのだけは同情されたくない。 ｢私も泳げないよ！｣ 君は違うだろ。1mmは泳げるだろ？ 私は1mmも泳げないんだ。

潜るのにもまだ恐怖しかないのに 泳げ？そんなの無理だよ。

私が学校の水泳を怖がりだしたのは 小学2年生の頃から。 潜る、泳ぐもできない私に対して 担任の先生は潜るくらいできないと、 ということで

私の頭を抑え、 無理矢理水の中にいれた。 息も心の準備もできてなかったのに 急にいれたから口の中には水が入って、 鼻にも水は入り、 息ができなくて苦しかった。

それから私は先生の顔色を見ながら プールに入った。 潜るとなった時、先生は必ず私を睨みつけた。また抑えられるかもしれないと思って怖かった私は何としてでも潜った。

今でも潜るのが怖い。 でも何とかして潜っているから 今は何とかなりそうだ。

だが泳ぐことはまだ1mmもできない。 夏がこなければいいのに…と思うが それは夏が好きな人にとって最悪なことだろうから今まで言えなかった。 今でもプールに入る時は そのトラウマがフラッシュバックしてきて 怖い。 私の前から水泳の授業がなくなればいいのに＿