TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

息抜きです

いやね?今すごいたくさん連載してるのは分かってますよ

でもね…ほら、やっぱ行き詰まる事ってあるじゃないですか??

だからほら、書ける時に書かないと((

好きなことだけでいいんです!!((

もう私は書きたいものを書きたい時に書きますから()

すみませんでしたぁ…

本編どぞ

ハァッ、ハァッ

逃げなきゃ

早く、もっと遠くに

そうしないと…

「…む、こんな所に…人間?」

声が聞こえる…あぁ、もうダメか…

「ふむ…おい、聞こえんか?おーい。」

話しかけてる…?でも、もう瞼が重くて…

「…仕方あるまい。」

ルイ

ハッ

ルイ

ハァッ、ハァッ、ハァッ…

ルイ

ここ…生きてる?

ルイ

えっと…それより、ここは…

目が覚めたか。

ルイ

ビクッ

ルイ

(森で聞いた声と同じ…)

ルイ

あ、えっと、貴方は…

ツカサ

俺の名は「ツカサ」。森で倒れてたお前を拾った者だ。

ルイ

貴方様が…!

ルイ

えっと…助けて頂き、ありがとうございます。

ツカサ

…ほう。綺麗なお辞儀だな。お前、貴族か?

ルイ

えぇ…ルイと申します。

ツカサ

ふむ…

ルイ

貴方様も貴族なのですか?

ツカサ

うむ…まぁ、貴族と言えば貴族か?

ルイ

ツカサ

すまんな。ここは人間界ではない。

ルイ

え?

ツカサ

ここは魔界。そして俺は吸血鬼だ。

ルイ

ま…?

ツカサ

勝手に連れてきた事は悪いと思っている。が、何かに追われていたようだったからな。

ツカサ

人間界に帰りたいと言うなら、帰らせてやろう。

ルイ

えっと……

ルイ

(帰ってもどうせ処刑されて晒される身…なら、吸血鬼でも悪魔にでも喰われた方がマシか。)

ツカサ

何か勘違いしてるようだな。

ツカサ

俺はお前を食うつもりは一切無いし、危害を加えるつもりもない。

ルイ

え?

ルイ

では…何故連れて帰るなんて事を?

ツカサ

お前が俺の好みだったからだ。

ルイ

……?

ツカサ

一目見て気に入った。ここで死なすのには惜しいと思ってな。

ツカサ

だから、まぁお前にはこの屋敷で生活して欲しい。

ルイ

えっ

ツカサ

帰りたくないんだろう?

ルイ

まぁ……はい。

ルイ

(この人…心読めるのか?)

ツカサ

吸血鬼だからな。

ルイ

わっ!?

ツカサ

ここは魔界。お前の常識なんぞ大抵は通じん事ばかりだ。まぁ慣れろ。

ルイ

慣れ…

ツカサ

もう体は大丈夫か?

ルイ

え、えぇ。

ルイ

(そういえば…治療もされてる、)

ツカサ

立てそうか?

ルイ

は、はい。ありがとうございます。

ツカサ

礼はいい。ほら、行くぞ。

ルイ

えっと…何処へ?

ツカサ

屋敷を案内してやる。迷子になられたら困るからな。

ルイ

(そんなに広いのか…)

ツカサ

ここが大広間。まぁ、玄関みたいなもんだな。

ルイ

(ひっっろ…)

ルイ

(僕の城もまぁまぁ大きかったけど…ここはその2倍はあるな…)

ルイ

(もしかして…魔界の中でも有力な貴族?)

ツカサ

ほぅ、正解だ。

ルイ

!!

ルイ

ちょ、心読むのびっくりするんでやめてもらっていいですか…?

ツカサ

む、すまん。聞こえてきたもんで、つい。

ルイ

いや、まぁ…いいか。

ツカサ

次…紹介する部屋には、他の吸血鬼が住んでいる。

ルイ

あ、御家族…とか?

ツカサ

あぁ。俺の弟だ。血は繋がっていないけどな。

ルイ

弟…

ルイ

(どんな人達なんだろう、)

ツカサ

トウヤ、失礼する。

ルイ

(トウヤ…)

トウヤ

どうぞ。

ツカサ

すまんな。読書中だったか?

トウヤ

はい。けど、丁度飽きてきた所です。

トウヤ

スン…隣にいる方…もしかして…

ルイ

えっと、ルイと申します。

トウヤ

ルイ……人間か?

ツカサ

あぁ、そうだ。

トウヤ

……もちろん、食べるんですよね?

ルイ

ビクッ

ツカサ

食わん。これから一緒に暮らす。

トウヤ

……馬鹿ですか?

ツカサ

む、兄に向かって失礼な奴だな。

トウヤ

いや、いくら兄様と言えど…馬鹿としか言いようがありませんよ。

トウヤ

これが他の貴族…いや、他の悪魔や吸血鬼にバレたら…貴方、マズイですよ。

ルイ

えっ、そ、そうなんですか?

ツカサ

…まぁ、人間をこの世界に連れ込むこと自体が禁忌だからな。

ツカサ

俺はたまに家に持って帰って食べるが。

ルイ

ヒェ…

ルイ

え、っと、でも、マズイなら僕は帰りますよ。

ツカサ

気にするな。バレなかったらマズくないから。

トウヤ

はぁぁぁぁ……

ツカサ

俺はコイツを気に入ったんだ。手元に置きたいものを置いて何が悪い。

トウヤ

…そんなに好みだったんですか?珍しい…

ツカサ

まぁな。

トウヤ

…バレたら兄様だけでなく、ルイさんも危険なんですよ。分かってますか?

ツカサ

もちろん理解している。

ツカサ

もしそうなったら、俺の命に変えてでもルイだけは守って見せよう。

ルイ

トウヤ

…貴方がそんな事言うなんて余っ程ですね。

トウヤ

分かりました…なら、俺も出来る限りはルイさんを守ります。

ツカサ

!!

ツカサ

流石は俺の弟だ!感謝する!

トウヤ

えぇ。

トウヤ

ルイさん、申し遅れました。次男のトウヤです。

トウヤ

これからよろしくお願いします。

ルイ

はい、よろしくお願いします!

ツカサ

よし、後はアキトだな。

トウヤ

アキト…今は出掛けてますよ。

ツカサ

何?また人間界か?

トウヤ

全く…困ったものです。貴方に似て自由奔放なんですから…

ツカサ

ふっふっふ、俺の弟だからな!

トウヤ

そこまで似られると困りますよ…俺が。

ルイ

えっと、アキトさんってどんな方なんですか?

トウヤ

自由奔放で少し素直じゃないけど優しい人ですよ。

ツカサ

俺らの可愛い末の弟って感じだな。

ルイ

へぇ…

ルイ

(話だけ聞くとなんか可愛いかも)

ツカサ

まぁ、先にルイに自分の部屋を選んでもらおう。

ルイ

僕の部屋…いいんですか?

ツカサ

なんだ、俺と相部屋がいいのか?俺はそれでもいいぞ。

トウヤ

やめといた方がいいですよ。寝惚けて食べられます。

ルイ

えっ、じ、じゃあお部屋欲しいです…

ツカサ

む、余計な事言うんじゃない。

トウヤ

はぁ…流石に相部屋は駄目です。

ツカサ

ふん、まぁいい。ほら、ルイ行くぞ。

ルイ

は、はい!

ツカサ

ここはどうだ?

ルイ

えっと……綺麗で素敵ですけど、ちょっと広すぎる…かも。

ツカサ

ふむ、分かった。もう少し狭い部屋だな。

ツカサ

ならさっきのこの部屋はどうだ?

ルイ

うーん…すてきですけど、もっとこう手狭で…簡素な感じの部屋ありませんか?

ツカサ

簡素で手狭……?そんなの物置くらいしか無いぞ。

ルイ

あっ、そこでいいです!見せて下さい!

ツカサ

何!?ま、まぁいいが…

ツカサ

この部屋だが…

ルイ

わぁ…!!!すごい!色んな薬草がある!

ツカサ

ここは物置だからな。色々置いてあるんだ。

ルイ

ここ!ここでもいいですか!?

ツカサ

えっ!?か、構わんが、いいのか?

ツカサ

もっといい部屋たくさんあるぞ?

ルイ

ここがいいんです!落ち着くし!

ツカサ

む、むぅ…まぁ、お前が言うなら…

ツカサ

この部屋は今日からお前のだ。好きに使ってくれて構わん。

ルイ

お、置いてあるものとかもいいんですか?

ツカサ

構わんぞ。好きに使え。

ルイ

.*・゚( *º∀º* ).゚・*.

ツカサ

…出会って以来1番の笑顔だな。

ルイ

あっ、すみません!つい…

ツカサ

いや、いい。

ツカサ

俺は部屋に戻るが…何かあったら、このベルを鳴らせ。

ツカサ

あ、何か無くても俺に会いたくなったら鳴らしていいんだぞ。

ルイ

わ、分かりました。

ツカサ

…まぁ、それは常に身につけておいてくれ。お守り、とでも思っておくといい。

ルイ

お守り…ありがとうございます!

ツカサ

では、また夕食の時間になったら呼ぶ。それまで好きに過ごしてくれ。

ルイ

はい!ありがとうございます。

ルイ

わぁ〜…本もたくさんある…!!

ルイ

見たことない物もいっぱいあるし…ふふっ、飽きないなぁ。

ルイ

城では変人…なんて言われてたけど、ここならそんな事言う人もいないもんね。

ルイ

何から読もうかなぁ〜

𝐍𝐞𝐱𝐭

この作品はいかがでしたか?

1,010

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚