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次の日
渡辺side
渡辺翔太
俺はいつも通り教室へ入った。
あれ?
いつも返ってくる声がない。
涼太が居ない。
遅刻かな?
休みかな?
なんか、すごく心配になった。
あれだけ、涼太を避けてたのに、
なんでだろう。
数分後
先生
先生
なんだろう。
もしかして、涼太の事?
そんな訳ない。絶対に。
先生
ドク、ドク、ドク、ドク…
すごく嫌な音で心臓が鳴る。
嘘だ。
嘘だ!
先生
先生
渡辺翔太
激しく肩で息をした。
渡辺翔太
俺は気づけば立ち上がり、大声で叫んでいた。
先生
先生
分かるわけない。
この気持ちは。
『ある崖』とは一瞬で分かった。
行かなきゃ。
絶対に居るはず。
俺は咄嗟に教室を駆け抜け、崖へと急いだ。