あれから俺達は律と話していない
いや
話せていない
竜胆
…
蘭
…彼奴は?
竜胆
…部屋だと思う。
竜胆
夜ご飯持っていくよ。
蘭
…ありがと。
コンコン
竜胆
律。
シーン
返答は無い
その代わり
部屋の前にはいつものように
俺達が持ってくる食事が置いてある
何日食べてないのだろうか
竜胆
律。入るぞ…?
俺は初めて問いかけた
シーン
やはり返答は無い
竜胆
入るぞ。
半場強引に
ガチャ
俺は部屋に入った
ガチャ
竜胆
ビクッ
俺は本当に驚いた
いや
驚いたと言うよりゾッとした
竜胆
り、律…?
律
ボー
竜胆
律ッッ!
律
…
律
…
何度問いかけても返答は無い
竜胆
律。飯食べろよ…
律
…
律の体は出会った時からは考えられないほど
痩せ細り今にも折れそうだった
竜胆
律。寝てるのか…?
律の目の下には真っ黒な隈があった
何日寝てないのだろうか
律
…
竜胆
なぁ
律
…
竜胆
なぁ律ッッ
律
…
聞こえてはいるのだろう。
考えれないのではないだろうか
目のハイライトは無くなって
人の姿には見えなかった
竜胆
…
蘭
竜胆…?
蘭
…ッ
律
…ボー
蘭
おぃッッ
蘭
お前…ッ
ピンポーン
蘭
…
竜胆
…
蘭
…俺出てくるわ。
竜胆
うん…
律
…







