ht
…俺は_
ht
二人とまた話したい。
ht
…会いたい!
tn
よしっ、よう言ったひとらん!
ut
満場一致みたいやな。
rbr
…あっ、今思い出した。
rbr
オスマン明日F国行くんやろ?
mn
………
mn
完全に忘れてたぁぁぁ!!!
ci
えっ、そんな事ありますw?
sha
なら、もう解散するか。
kn
そうしよか。
tn
じゃ、自由にしてええで。
zm
…
ht
(門に戻るか…)
sha
ひとら〜ん!
ht
シャオロン?どう…したの?
sha
その…すまんかった。
sha
事情とか知らんくて…。
ht
いいよ。俺も…
sha
あぁ、言わんでええ!
sha
じゃ、オスマンとこにも行ってくるから、またな!
ht
(謝る事…ないのに)
zm
…
zm
ひとらん!
ht
ゾムじゃん、どうしたの?
zm
あっいや、なんとなく。
ht
…そっか。
zm
…
zm
なぁ、もう俺らに隠してる事無いか?
ht
…
ht
無いよ。俺もグルッペン達と会いたいから。
zm
そっか…その、話してくれてありがとな。
ht
えっ?
zm
…あの時言った事は俺の本心やで。
zm
統領室にグルッペンが、
zm
図書室にエミさんが居らん。
zm
辛いのは本心。
ht
…
zm
やから…話してくれて嬉しかった。
zm
…ひとらん。
ht
何…?
zm
絶対、見つけような!
ht
!
ht
…おう!
gr
よ〜し!こっち側は偽装完了!
em
後は明日F国に渡せば完了…か。
gr
いつの間にか真っ暗だし…寝るか?
em
そう…するか。
gr
……寝れん。
gr
エミさ〜ん?
gr
…
gr
あかん、寝てるわ。
gr
(まぁ、そりゃそうだよな)
gr
…
gr
(ふと思ったが…)
gr
エミさんと…いつ出会ったっけ?
gr
(眠気消えたし…)
gr
(ちょっと思い出してみようかな…)
gr
(確か…)
幼少期 gr
お父さん…おはようございます。
父
あぁ、おはよう。よく眠れたか?
幼少期 gr
…はい。
父
〈頭を撫でる〉
幼少期 gr
わっ!
父
…ならいいんだ。
gr
(父は…自由な人だった。)
gr
(様をつけられるのを嫌がって、屋内と屋外で呼び方を変えないといけなかった。)
gr
(父は"味方側"だった)
母
…あら、どうしたの?
幼少期 gr
いや、何か手伝うことないかなって。
母
…大丈夫よ。ありがとう。
gr
(母は周りを気にする人だった)
gr
(俺の能力についてずっと調べて回っていた)
gr
(傍(はた)から見ればいいように見えるが、全ては自分の見られ具合を気にしての事…)
gr
(だから、母は"敵側"だった)
父
何故受け入れられないんだ!?
母
何故って…
父
ありのままを受け入れるのも親の仕事だ。
母
貴方はそうかもしれないけど、私は辛いのよ!
母
周りからは無能力の子を産んだことになるの。
母
…目線が辛いのよっ…。
父
…あの子が一番辛いって事が分かるだろ?
幼少期 gr
…
gr
(…よく覚えているのは毎日のような俺についての議論)
gr
(内容は詳しく覚えていないが一つ言えるのは)
gr
(その議論は尽きることは無かったという事だ)
父
〜
ボソ ❩あっ、アイツが来たぞっ
ボソ ❩おいっ、能力使うな!バレるぞ!
幼少期 gr
…
父
どうした?
幼少期 gr
いや…何でも無いです。
gr
(俺が無能力というのを気にして父は俺が外出する際に、)
gr
(どんな状況であれ能力全般の使用を禁止にした)
gr
(俺には…それが何よりも辛かった)
gr
(俺は他者とは違う"異端者"として扱われたからだ)
gr
(だが…エミさんと出会ってから)
gr
(その景色がまるで違って見えるようになった)