コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
遂にこの日がやってきた
奏多
奏多
私たちは、
今から地獄へ向かう―
外が見えるこの場所で
青紫の煙が漂っていた
この煙をくぐれば行ける
浩介
浩介
奏多
桜
美空
みんな頷いている
もう覚悟は出来ている
あとはここをくぐるだけ
そして私たちは―
目の前に広がったのは
黒い枯葉のような地面と
赤く燃えるマグマだった
結花
隆二郎
美空
美空
もっと炎が燃え盛ったりしているものだと
勝手に思っていた
浩介
直矢
直矢
奏多
直矢さんの言うように
私たちが来た場所には
行きと同じように煙はあったけど
もし無くなったら帰れなくなる
煙を囲み、消えないようにして
私たちは作戦会議をした
浩介
奏多
奏多
奏多
奏多
奏多
奏多
奏多
浩介
浩介
浩介
浩介
浩介
浩介
浩介
満場一致で決定した
でもその「巣」がわからない
美空
桜
桜
見える景色は
一面一緒
ただ宛もなく探しても
元の場所に帰れなくなる
浩介
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子
奏多
奏多
加奈子
加奈子
好きなのがバレバレなくらいに緊張してる
でも結局その案で
それぞれが方向を決めて
「巣」らしきものを探すことにした
どうやら巣は
この地面より少し明るい
赤黒い所らしい
というのも元らしいゲームからの予想だけれど
あれこれ相談し
私は少しマグマ寄りの方向へ行くことになった
美空
マグマ近くなのか
とても暑く感じる
マグマの方へ進んでいた直矢さんも
時折汗を拭いながら
橋をかけて進んでいる
美空
巣らしきものは見当たらなかった
帰ろうとした、その時
ふと右を見ると、
結花が何やら探していた
見つからなかったのか肩を落としてその場を去った
そして左の直矢さんが視界に入った
でも、
橋は中途半端に伸び
私よりも前の場所で止まっていた
直矢さんは
そこから姿を消していた