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直矢さんがいない

中途半端だなぁと思いつつ

私は戻ることにした

浩介

全員いるよな?

奏多

俺はいる

加奈子

私も!

典人

巣は見つけたよ

舞衣

私も見つけた!

隆二郎

うっすらとしか見えなかったなぁ……

結花

私は見えなかったよ……

ん……?

浩介

あれ、直矢は?

奏多

え、

浩介

俺らの方向なんだけど戻るとこ

浩介

見てないぜ?

浩介

もう終わったのかなーって見たらいないし

美空

あ、でも途中まではやった……

美空

でも途中から途切れてて、

美空

そんなに探して無かったんじゃないなかって思ったけど……

奏多

嘘だろ…

浩介

え、おいどういう事だよ

典人

…………

典人

直矢って、たしかマグマの方だよね?

典人

僕は地面の方だったけど……

隆二郎

あ……

みんな気づいてしまった

マグマの方に橋を掛けながら

渡っていた、足を滑らせば……

加奈子

………

え、待って怖い……

舞衣

う、うそ……

浩介

……………

浩介

とりあえず、直矢のためにも

浩介

ここで諦めないで、

浩介

巣へ行って、帰ってやろうぜ!

奏多

そうだな………

いざ出発とは言えど

みんなの表情は

明らかに曇っていた

美空

うう……

足場が悪い

枯れたようなどす黒い葉っぱのようなものが

広がっているようだった

奏多

あれか……

加奈子

思ったより大きい……

その炎の化け物の巣は

赤黒いブヨブヨした物体で出来ていた

なにこれ……

結花

……っ!

結花

ブヨブヨしてる……

隆二郎

気味が悪いなぁ……

隆二郎

大丈夫?

結花

う、うん……

早速入口らしき穴に入るも

赤黒いもので出来ているせいか

暗くて周りが見えない

典人

とりあえず僕ライト持つね

舞衣

私も、ちょっとこっち側照らす

ライトで照らさないと前に進めない

明るい光を見つけそこを目指す

そこは少し開けた空間で

廊下のようなあの場所に繋がる

化け物の部屋のようだった

浩介

なんだこれ……

ちょっと前にいた浩介さんが声を上げる

そこには

火の玉のような化け物がいた

幼稚園児くらいの大きさで

少し宙に浮いている

火の玉は私たちを見つけるなり

小さい火の玉を投げつけた

ヒュッ!

奏多

危ない!

火の玉は命中しなかった

浩介

結構手強いな……

浩介

よし、皆で倒すぞ!

各自持参していた剣と

護身用の銃で戦う

程なくして化け物は倒れた

そこには今にも消えそうな火の玉があった

奏多さんが手ですくうと

奏多さんの手の上で浮かび、

ライトの中に入れると

火の玉がゆらゆら浮かんだ

奏多

よし、これで保存できる

浩介

んじゃ他の部屋も探すか

奏多

そうだな

典人

こっちかな?

舞衣

こっち側に部屋があるよ!

美空

結構あるね……

部屋はかなり多く

これから倒すのには手間がかかりそうだ

隆二郎

気をつけないと、

隆二郎

やられる……

結花

こんなに部屋があって、

結花

大丈夫かな……

かなり廊下は奥まで伸びているようだった

部屋を出て、いざ行こうとしたその時

きゃっ……

結花

桜!?

美空

どうしたの?

さっきまで桜が立っていた場所には

赤黒いものが溶け穴の空いた床があるだけだった

舞衣

え、この穴いきなり……

典人

あ、足場はあまり良くないのかな……

美空

桜……大丈夫?

そう中を覗いた

その穴は

底が見えず暗闇が広がるばかりだった

闇の世界で、君を探して

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