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直矢さんがいない
中途半端だなぁと思いつつ
私は戻ることにした
浩介
奏多
加奈子
典人
舞衣
隆二郎
結花
ん……?
浩介
奏多
浩介
浩介
浩介
美空
美空
美空
奏多
浩介
典人
典人
典人
隆二郎
みんな気づいてしまった
マグマの方に橋を掛けながら
渡っていた、足を滑らせば……
加奈子
桜
舞衣
浩介
浩介
浩介
浩介
奏多
いざ出発とは言えど
みんなの表情は
明らかに曇っていた
美空
足場が悪い
枯れたようなどす黒い葉っぱのようなものが
広がっているようだった
奏多
加奈子
その炎の化け物の巣は
赤黒いブヨブヨした物体で出来ていた
桜
結花
結花
隆二郎
隆二郎
結花
早速入口らしき穴に入るも
赤黒いもので出来ているせいか
暗くて周りが見えない
典人
舞衣
ライトで照らさないと前に進めない
明るい光を見つけそこを目指す
そこは少し開けた空間で
廊下のようなあの場所に繋がる
化け物の部屋のようだった
浩介
ちょっと前にいた浩介さんが声を上げる
そこには
火の玉のような化け物がいた
幼稚園児くらいの大きさで
少し宙に浮いている
火の玉は私たちを見つけるなり
小さい火の玉を投げつけた
ヒュッ!
奏多
火の玉は命中しなかった
浩介
浩介
各自持参していた剣と
護身用の銃で戦う
程なくして化け物は倒れた
そこには今にも消えそうな火の玉があった
奏多さんが手ですくうと
奏多さんの手の上で浮かび、
ライトの中に入れると
火の玉がゆらゆら浮かんだ
奏多
浩介
奏多
典人
舞衣
美空
部屋はかなり多く
これから倒すのには手間がかかりそうだ
隆二郎
隆二郎
結花
結花
かなり廊下は奥まで伸びているようだった
部屋を出て、いざ行こうとしたその時
桜
結花
美空
さっきまで桜が立っていた場所には
赤黒いものが溶け穴の空いた床があるだけだった
舞衣
典人
美空
そう中を覗いた
その穴は
底が見えず暗闇が広がるばかりだった