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ここから略称(ワンエンげんじぶ)使います!
次の日の夜。
シェアハウスのリビングには げんじぶのメンバーが揃っていた。
わいわいとにぎやかな声、 テーブルには誰かが作ったカレーのいい匂い。
空人が私の背中を軽く押してくれた。
大倉空人
一斉に視線がこちらを向く。 心臓がドクン、と鳴った。
緊張で喉が渇く。
でも、私はしっかりと顔を上げて言った。
〇〇
ぺこりと頭を下げると、 すぐに明るい声が返ってきた。
吉澤要人
最初に笑ってくれたのは 吉澤要人(よしざわ かなめ)だった。 ふわっとした雰囲気で、 でも目の奥はすごくやさしい。
吉澤要人
杢代和人
明るく頷いたのは 杢代和人(もくだい かずと)。 おちゃらけた感じだけど、 どこか場の空気を一気に和ませてくれる存在。
武藤潤
その隣で静かに笑ったのは 武藤潤(むとう じゅん)。 落ち着いていて、 お兄ちゃんみたいな雰囲気だった。
〇〇
ちょっと離れたところでソファに座っていたのが長野凌太(ながの りょうた)。 目が合うと、小さく会釈してくれた。
長野凌太
〇〇
隣にいた桜木雅哉(さくらぎ まさや)は、 スプーンを片手にニッコリ笑った。
桜木雅哉
〇〇
自然に言葉が出た自分に驚いた。
小泉光咲(こいずみ こうさく)が 一歩前に出てきて、 私の目をまっすぐに見て言った。
小泉光咲
大倉空人
空人が笑いながら自己紹介をしてくれた。
大倉空人
その一言が、胸にじんと染みて、 私は思わず涙がこぼれそうになった。
でも泣かなかった。
だって――初めてだった。
“歓迎されてる”って思えたのは。
そこには「家族みたいな空気」が流れていた ――この家に来てよかった。 心のどこかで、そんな言葉が、 そっと芽を出した夜だった。