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ちょこちっぷくっきー
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うてぇちゃ
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みどりいろ
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#奇病ぱろ
水夢💧@低浮上
318
ドンッ!と、扉の奥から鈍い音が聞こえた
すまない先生
彼らは弾かれたようにその場を立ち上がり、扉の奥に耳を澄ませた
Mr.バナナ
ピクシー(蝶々病)
この部屋は玄関とは距離がだいぶ離れているが、銃声の鈍い音はこちらまで重く響いた
Mr.赤ちゃん(怪力病)
その赤ちゃんのつぶやきに、すまない先生は眉間にシワを寄せた
そして声をワントーン下げた、低い声で口を開く
すまない先生
すまない先生
Mr.バナナ
ノエル(天使病)
ノエルはそういうが、彼女の声が震えていることに皆が気が付かないはずがなかった
ピクシー(蝶々病)
ピクシー(蝶々病)
ピクシー(蝶々病)
彼女の琥珀色の瞳の奥底には、どうしょうもないほどの焦りと、不安が渦巻いている
Mr.赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんが自分の胸を手で叩いて言ってた
Mr.赤ちゃん(怪力病)
そう自信満々に語る赤ちゃん
しかし眉間にシワを寄せ、声を張り上げた彼によって赤ちゃんの自信満々な表情が崩れた
すまない先生
すまない先生
すまない先生は赤ちゃんの肩を消し決して逃さない強さで掴み、力を加える
Mr.赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんの表情が苦痛で歪む
すまない先生
その表情を見たすまない先生は、すぐに手を離なし、申し訳なさそうに眉を下げる
すまない先生
すまない先生
彼はいつもの爽やかスマイルなど何処かへ捨てて、今は必死に縋り付く子供のような顔をしていた
それは、彼が誰かを失うことを恐れている、ということがよく分かる行動
Mr.赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんはなぜすまない先生がここまで怒っているのか分からない様子だ
自分は強くて、フェアラートくらいぶっ飛ばせるのに、なぜ先生は俺にそんなことをさせたくないのだろう
そんな疑問が赤ちゃんの頭の中にあった
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は、ふっ、と微笑み赤ちゃんの頭を撫でた
Mr.赤ちゃん(怪力病)
赤ちゃんは照れくさそうにしながらも先生の撫で続ける手を拒むことはなかった
ピクシー(蝶々病)
ノエル(天使病)
2人の声で穏やかな雰囲気が一気に緊張へと塗り替えられる
すまない先生
Mr.バナナ
Mr.バナナ
すまない先生
Mr.赤ちゃん(怪力病)
すまない先生
はい!
すまない先生
すまない先生が扉に再び手をかけ、重厚なドアを開けた
すまない先生
すまない先生
彼らは極力足音を立てないように、慎重に、慎重に廊下を進んでいった
先ほどまで玄関前側からは衝撃波、破壊音、ガラスの割れる音、銃声などが響いていたが今は…パタリと止んでいる
そう、本当に静かなのだ
あまりにも静かなおかげで近くにいる人の息遣い、心臓の音が鮮明に聞こえる
コツ、コツ、靴が床に擦れる音までも
すまない先生
すまない先生
すまない先生は寝ている赤子をあやすような静かな声で言った
そして皆も、はい、と同じくらいの声の大きさで答える
Mr.赤ちゃん(怪力病)
Mr.バナナ
玄関前に続く、目線の少し遠くにある曲がり角から見えるひび割れや破損
それは彼女たちの戦闘の激しさを静かに物語っていた
ピクシー(蝶々病)
ノエル(天使病)
そうこうしているうちに、ようやく曲がり角へと辿り着いた
すまない先生
震える手で曲がり角の壁をつかみ、ちらっと顔だけ覗かせた
すまない先生
そこには誰もいなかった
アリス先生も、フェアラートも
しかし、床には血まみれの白衣が主を失って寂しそうに落ちていた
ノエル(天使病)
ノエルはすかさず白衣のもとに駆け寄り、胸に引き寄せた
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
あたりを見回してみる
しかし本当に二人はいなくて、この空間は静まり返っていた
すまない先生
すまない先生
アリス先生の白衣だけを残して、二人の姿はどこにもない
一体どこへ、という疑問が彼らの頭のなかに巡った
彼らの視線がさまざまな場所にさまよう
誰もが言葉を失い、冷たくて静かな廊下で立ち尽くしていた
静まり返った空間は、まるで自分たち以外の音が消えてしまったようで
その時____
…コツン、と、確かに何処かから音が聞こえた
全員が目をはっ、と見開き、音が聞こえたであろう場所を凝視する
コツン、コツン…。 規則正しい足音は、確実に、こちらへと向かってきている
静かな空間だからこそ、その音は冷徹に響き渡った
誰もが息をとめる。 その足音が、彼らの近くでピタリと止まった、次の瞬間___。
フェアラート
すぐ耳元で囁かれたかのような、冷ややかな声
全員の背筋に、凍りつくような戦慄が走る
ゆっくりと振り返ると、そこにはフェアラートが立っていた
フェアラート
全員の表情が一気に青ざめた
みんな、彼女から距離を取ろうと離れる
しかし…
ピクシー(蝶々病)
ドサッ!!!
すまない先生
焦って後ろへ下がろうとしたピクシーの足が、自分の後ろ足に引っかかってしまう
バランスを崩した彼女は、そのまま勢いよく床へとしりもちをついた
ピクシー(蝶々病)
打ちつけた場所をさすりながら、ピクシーは顔をしかめる
急いで立ち上がろうとするものの、焦れば焦るほど手足がうまく動かない
ピクシー(蝶々病)
格好の獲物が転んだ。それを見逃すほど、フェアラートは愚かではない
フェアラート
フェアラート
フェアラートがゆっくりと腕を持ち上げる
その手にある漆黒の銃口が、真っ直ぐにピクシーへと向けられた
漆黒の銃口は天井の光に反射し、驚くほど冷徹に輝いている
わずか三メートルほどの距離。遮るものは何もない
狙いを外すはずが無い至近距離
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は思考を巡らせる
すまない先生は背後にノエルたちを庇いながら悔しさに奥歯を噛みしめることしかできない
フェアラート
そう言って、フェアラートは銃の引き金を…引いた
ピクシー(蝶々病)
ピクシーはコンマ数秒で来る銃弾の痛みに備え、目をぎゅっとつぶり体を硬くした
ドン!と鈍い音がした
ピクシー(蝶々病)
ピクシーには痛みがこなかった
来るはずだった、痛みが
Mr.赤ちゃん(怪力病)
ノエル(天使病)
すまない先生
ピクシーが目をゆっくりと開けると、目の前には衝撃的な光景が映り込んだ
ピクシー(蝶々病)
アリス先生
ゲボ、っと咳き込む音が聞こえると同時に、目の前にある肩が上下に揺れ、ビチャビチャ、と血がしたたり落ちる音が響いた
ピクシー(蝶々病)
ピクシーの目の前には、大好きな大好きなアリス先生の背中があった
白かった服は血に塗れ、所々汚れている
アリス先生はピクシーを庇ったのだ
アリス先生
アリス先生
アリス先生は後ろを向き、震える手でピクシーの頬を優しく撫でた
壊れ物を扱うかのような優しい手つきで
ピクシー(蝶々病)
ピクシー(蝶々病)
アリス先生
そう強がる彼女だが、出血多量による震えと顔色の悪さは隠し通せていなかった
フェアラート
フェアラート
フェアラート
フェアラート
フェアラートは額に青筋を立て、乱暴に銃弾を装着した
そして再び銃口を構える
フェアラート
フェアラート
フェアラート
すまない先生
すまない先生
ノエル(天使病)
フェアラート
フェアラート
ドンッ!ドンッ!
鈍い音が2回にわたり響いた
しかし二人の前に何か黒いものが現れ、銃弾と彼女たちを遮った
コロコロコロ…2発の玉が転がる
?
?
黒いそれは、冷たい温度のこもっていない瞳でフェアラートを睨みつける
フェアラート
アリス先生
ピクシー(蝶々病)
すまない先生
Mr.バナナ
ノエル(天使病)
Mr.赤ちゃん(怪力病)
7人の目の先。そこには…
黒い翼に、額に2本の赤黒い角を持った
悪魔が立っていた
コメント
11件
!?最後が気になりすぎる…… アリス先生大丈夫かな、出血やばいって言ってたけど…先生が病院の治療を受けないなんてことはありえないよ!! 本当に最後誰!?フェアラートの知り合い!?元味方とか!?いやあもう分からへん!(謎関西弁) 続き楽しみ!!
もしかしたら形勢逆転?フェアラートを絶対に止めて欲しい。今回もすごく読み応えがありました。夢羽さんのこの作品最高です。これからも応援しています。元気でいて下さい。更新ありがとうございます。

考察失礼!最後の人はブラックだと思いま~す!なぜこうなったか知らんがね!