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柚 木 優 翔
俺は普通に悲しかった
切なかった。
助けてくれた天塚さんが、
大勢の人を殺した。
そんな想いでいっぱいだった。
天塚さんは、銃を俺のデコにピタと付けた。
もう、押してしまえば…
そんな状況だった。
俺は、助けを呼ばなかった
そんな事よりもショックが大きかったから。
柚 木 優 翔
天 塚
天 塚
天 塚
天塚さんだって。
誰かに縛られている。
ずっと、何かに。
縄で縛られて、
拷問されているんだ、
例え、それが現実で無くても
心は死んでしまうから。
心は、1番弱いから。
ずっと、ずっと。
俺も、天塚さんも。
皆、そうなんだ。
じゃあ
なんであの時…止めたの??
天塚さんは縛れている。
俺は、何すべき??
助ける??捕まえる??
それとも___
死ぬ??
柚 木 優 翔
俺は、手をあげた。
もう、決意したから。
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
天 塚
何故か、俺は泣いた。
悲しかったから??
死ぬのが怖いから??
いや、違うんだ。
単純に…痛いからなのかもしれない。
痛いと言うのは、傷を負ったとかではなく、
心が痛いという意味だと思う。
俺だって、弱いから。
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
天 塚
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
死にます。
これでいいんだ。
そうだよな。
俺も、死にたかったわけだし、…
痛い…のだろうか。
死ぬ実感がわかねぇな…
天 塚
柚 木 優 翔
天塚さん…
…いや。
柚 木 優 翔
天 塚
天 塚
もう人を殺さないで??
天 塚
天塚さんは静かに笑った。
あぁ、死ぬんだ。
俺は静かに…
目をつぶった。
あれ…
柚 木 優 翔
パトカーの音が鳴った。
都合のいい事、
近くに音が鳴っていた。
きっと…ここでは無いのかもしれない。
けど、…
俺は、霊が見えるから
分かる
天 塚
天 塚
そう言ってここは
消えるように去っていった
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
きっと、新井がもう一度、
チャンスをくれた。
正直、怖かった。
こんな感情になるのは
久々に感じた。
柚 木 優 翔
独りは、
怖いんだ。
戦っている時も思った。
怖いから震えていて、
独りだから怖いんだ。
独りだから何も出来ない。
まさに今だ。
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
死人が増える、…
ダメだ。
これ以上、殺させない、
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
命令…か??
操り…か??
いや、…違うんだ。
きっと、呪いだ。
呪いが、天塚さんを
閉じ込めているはず…
何故、天塚さんなんだ??
柚 木 優 翔
いや、それは無いな。
ここを見た者なんて…
…違う。
柚 木 優 翔
親も、兄弟も。
先生も、生徒も、友達も、
祖母も、祖父も、
従兄弟も、…全員。
だから、彼を知るものなんか現れないんだ。
けど、
もし、天塚さんが親戚なら…
何故…生きている??
柚 木 優 翔
柚 木 優 翔
ここの、息子??
それとも…祖父の方か??
いや、そんな事よりも…
柚 木 優 翔
きっと、呪いだから。
天塚さんの関係者も…
全員、殺す予定だ…
柚 木 優 翔
俺も殺される。
柚 木 優 翔
受け継がれていっていたんだ。
天塚さんの関係者の中から
次、呪う人を…決めるんだ。
例え、親でも兄弟でも友達
であろうとも。
俺が倒すしか無いんだ。