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元社畜の俺が魔王退治?!

第9話 - 三人で飲み会編

502

2024年09月12日

#冬類

#RPG

#司類

あかまる🍓🐾໊

▼食堂▼

ガヤガヤ

類

ん〜、久しぶりに飲んだけど美味しいね。

司

だな。次はエールにするか。

冬弥

(普通に飲んでた時よりも美味しく感じるのは…やはり、この二人がいるからだろうか、)

司

さて…そろそろ、本題に入るか。

司

今から質問タイムを行う！

類

いえ〜い

司

類の便利魔法でここにくじを用意したから、それ引いて出た質問に全員答えよう。

冬弥

分かった。

冬弥

(類さんの魔法便利だな…こんな事まで出来るのか)

司

よし、まずはオレから引くぞ！

Q.家族構成は？

冬弥

わっ、こんな感じで出てくるのか。

類

おお、家族構成ねぇ…

司

父、母、オレ、妹だな！

冬弥

父、母、兄二人、俺だ。

類

え、冬弥くん末っ子？

冬弥

ああ、一応。

司

おお！！可愛いじゃないか！

類

兄妹いいなぁ〜。僕は一人っ子だよ。

冬弥

ああ、たしかに一人っ子っぽい。

類

え、そうかい？

冬弥

ああ。司さんはやっぱり兄って感じがするな。

司

ハッハッハ！そうだろう！

類

お世話焼きだもんねぇ。

司

おい、誰がお節介だ。

類

いや、言ってないから。

冬弥

次引いていいか？

司

おお、いいぞ！

Q.趣味は？

冬弥

趣味…？

司

編み物、裁縫、料理などだな。

類

僕は魔法研究とか魔法開発とかかなぁ

司

冬弥は？

冬弥

そうだな…強いて言うなら、読書だ。

冬弥

(この世界には恐らくゲームは存在しないからな…というか、この世界がゲームなのかもしれないし。)

類

おお、いいねぇ。読書は僕も好きだよ。

司

オレも本はたまに読むぞ。

司

昔はよく妹に絵本を読み聞かせたりもしたなぁ

冬弥

読み聞かせか…いいな、

類

おや、冬弥くんもして欲しそうだよ。

司

おお、なら今晩寝る前は読み聞かせをしてやろう！

冬弥

い、いや、いい。それに、多分酔ってそれどころじゃないだろう…

司

そうならんようにセーブして飲むから大丈夫だ！

類

はーい、次引くね〜

Q.意外な特技は？

冬弥

い、意外な…特技？？

司

オレからいきます

司

オレは…

司

朝の5時ピッタリにアラームを設定してなくても起きれる。

冬弥

わっ、普通にすごいし羨ましい…

類

じゃあ僕もいきま〜す

類

僕は…

類

この世界の言語全部話せるよ♪

冬弥

え、すご……！？

司

おい、オレがしょぼく見えるだろ！

類

え〜、そんな事ないよ〜

司

レベル合わせろよ！レベルを！

類

ん〜、じゃあ、計らなくても目分量でピッタリ計量できる、で。

司

何だそれ、めちゃくちゃ欲しい

冬弥

二人とも凄すぎて言いづらいんだが、

類

そうかい？何でもいいんだよ〜

冬弥

特技と言えるほどでも無いが、

冬弥

一応、楽器が弾ける。

類

えっ、結構凄くない？

司

例えばどんなの弾くんだ？

冬弥

えっと、主にバイオリンやピアノだな。

司

おお！ピアノならオレも弾けるぞ！！

冬弥

えっ、意外…！

類

ふふ、今度二人で何か弾いてよ。

司

お、いいな！連弾やるか！

冬弥

ああ。しばらくは弾いてないが、それでもいいならやりたい。

司

大丈夫だ。オレも最後に弾いたのは4年前だからな。

司

よし、じゃんじゃん引くぞ！

Q.初恋はいつ？

司

はっ？？！？！

冬弥

え、こんなのもあるのか？

類

ちょっとくらいはあった方が面白いかなって。

類

いいじゃないか。減るものじゃないんだしさ。

司

精神が減るわ

類

というわけで、はい。司くんの初恋はいつ？

司

……………っ

司

じ……10年前……

類

へぇ〜？

冬弥

(絶対類さんだって分かってて言ってる…)

司

冬弥！！冬弥はどうなんだ？！

冬弥

え、俺か？

冬弥

……いや、まず恋をした事が無いな。

類

わ〜、ぽいねぇ

冬弥

ぽいって…

冬弥

そういう類さんはどうなんだ？

類

ん？僕はねぇ

類

秘密♡

冬弥

え

司

自分から聞いといてそれは無いだろ。

類

う〜ん、だってあんまり覚えてないし…

冬弥

覚えてない？

類

随分と昔の事だからね。

冬弥

…類さんは何歳なんだ？プロフィールにも年齢不詳って書いてるが、

類

何歳に見える？

冬弥

え、

冬弥

………………………

類

そんな悩む？

冬弥

この手の質問で正解を言えたことがないんだ、

類

いやいや、そんな気負わなくていいよ。パッと思ったのでいいさ。

冬弥

じゃあ、20代後半くらい…？

類

おお〜、まぁ、見た目年齢はそれかな。

司

類は出会った時から全く姿形変わってないぞ。

司

近年は老いたどころか更に綺麗になったんじゃないか？

類

おや、これは口説かれてるのかな？

司

くど…っ！？

類

はーい、冬弥くん次引いて。

冬弥

あ、ああ。

Q.今までで1番怖かった経験は？

司

む…パッとは思い付かんな…

冬弥

1番…怖かった…

司

お、冬弥なんかあるのか？

冬弥

ああ…えっと、

冬弥

仕事が終わってやっと帰れると思ったら、明日が期限の資料作成終わってなかった時…とか、

冬弥

保存し忘れてパソコンのデータ全部消えた時とか、それが上司にバレた時とか…

冬弥

街を歩いている時に部長の奥さんと上司が二人でホテルに入って行くのを見てしまった時とか、それがバレて上司に会社を辞めさせられそうになった時とか…

冬弥

仕事が休みだと思ってた日が仕事だった時とか、上司が休みだと思ってた日に上司が来た日とか…

司

と、冬弥ストップ！！

冬弥

あっ

類

うーんと、ほとんど意味分からなかったけど、君が苦労してきたのだけは分かったよ。

冬弥

す、すまない…つい、

司

うむ…まぁ、色々あったんだな。

類

冬弥くんの聞いた後に言うのもなんだけど、僕の怖かった経験は野菜に足と羽が生えて飛んできた時だよ。

冬弥

なんて？？？

類

だから、野菜に足と羽が生えて飛んできた時。

冬弥

えっ、怖…

司

オレは虫が目の前に飛んできて転んで湖に落ちて魚に食われそうになった時だな。

冬弥

う、うわ…

司

あれで虫がトラウマだ。

冬弥

あ、そこは魚じゃないんだな。食われかけたのに。

司

虫は食えんが、魚は食えるからな。

冬弥

な、なるほど…？

類

次引くね〜

Q.自分の良いところは？

冬弥

えっ、無い。

司

そんな事言うなよ

類

自分の良いところ…そうだねぇ、僕も難しいな。

類

司くんは？

司

えーと、まず顔だろ？体格に声、真面目なところ、素直なところetc…だな。

冬弥

す、すごい…

類

ん〜、自分の良いところ…良いところ…

類

…髪？

司

それこの前冬弥に綺麗って言われたからだろ

類

ふふ、冬弥くんと司くんに言われたからだよ。

司

ぐっ……ぅ…っ

司

そうか……

冬弥

(司さんは本当に表情豊かだな)

類

冬弥くんは本当に無いの？

冬弥

あ、ああ。自分の良いところなんて、考えたことも無かった。

司

何でもいいんだぞ！容姿でも性格でも何でも！

冬弥

よ、容姿…性格…

冬弥

父親譲りのこの容姿を良いと思ったことは無いし、性格も卑屈で根暗でいい所なんて無い…

司

う、うわ、すごいネガティブ…

類

自分の良いところ見つけるのって難しいよねぇ。嫌なところばっかり目に付いちゃうしさ。

司

むぅ…まぁ、そういう人もいるよな。

司

オレは冬弥の容姿もだが、優しいところと真面目なところが良いと思うぞ！

類

うん。僕も、周りをよく見て気配りが出来るところと、驕らない謙虚なところが良いと思うな。

冬弥

えっ？！

冬弥

そ、それは少し過大評価し過ぎではないか？

司

そんな事ないぞ。もっと自信持て！

類

うん。冬弥くんには良いところいっぱいあるよ♪

冬弥

そ、そう言われると照れるが…ありがとう。

冬弥

俺も二人の優しいところもカッコイイところも、全部好きだ。

司

と、冬弥…っ！！酔ってるな！？

冬弥

？いや、ほぼ素面だが。

類

天然って言われたことない？

冬弥

俺はちゃんと人間から産まれて来たぞ。

司

いや、そういう事じゃ無いだろ

寧々

…で、どんだけ飲んだんだっけ？

冬弥

わ、分かりません…けど、この空いたグラスを見る限りは相当な量を…

司

ぉれはへたれじゃない…zzZ

類

かものはし…zzZ

寧々

あー、もう。飲みすぎ注意って言ったのに…

冬弥

(この世界にもカモノハシっているのか…)

冬弥

(というか、二人とも一体どんな夢を…？)

寧々

というか、アンタって類よりお酒強いの…？？

冬弥

いえ、まぁ…強い方ではありますけど…

寧々

結構強いね。この街じゃ類が1、2を争うくらい強いと思ってたのに。

寧々

けど、これ一人では持って帰れないでしょ。

冬弥

そうですね…情けないですが、厳しいです。

寧々

だよね。ちょっと待って、すぐ起こすから。

寧々

類っ！起きて！！そろそろ閉店なんだけど！

類

ん〜…

寧々

もう…こうなったら、最終手段しかないか。

寧々

えむ！あれ持ってきて！

えむ

あいあいさー！

えむ

持ってきたよ〜っ！類くんっ、はい☆

冬弥

(あっ、野菜を丸ごと口に…)

類

う"っ、お"え"っ！？

寧々

おはよ

類

最悪な寝覚めだよ。やってくれたね

寧々

酔い冷めた？

類

お陰様で吐きそうなくらいね。

えむ

類くーんっ！！おはよぉーっ！！

類

ぐえっ

えむ

ねぇねぇっ！聞いて！！私ね、やっとお皿割らないように洗えるようになったんだよっ！

類

す、凄いじゃないか。でもそろそろ離してくれないと本気で吐きそう

えむ

わー！！ごめんねっ！

類

ふぅ…

冬弥

類さん、大丈夫か？

類

ああ、何とか。それにしても、君強いねぇ。

寧々

はい、類。司持って帰って。

類

はーい、ありがとうね。

類

さ、また近くの宿でも借りようか。

冬弥

ああ。

▼宿▼

司

おれは…いつか……

司

さき…

類

やれやれ、酔い潰れちゃって。お風呂は無理そうだね。

冬弥

そうだな。明日入ってもらおう。

冬弥

類さんは風呂どうする？

類

あぁ…一緒に入る？

冬弥

え

類

フフ、冗談だよ。

冬弥

…酔ってるだろう？

類

ふふふ、さぁね。

類

眠たいし僕から入っていいかい？

冬弥

ああ、分かった。

冬弥

(あ、司さんの布団が…直して)

ドンガラガッシャーン！！

冬弥

！？！？

冬弥

(風呂から？！？！)

浴室へ行くと、浴槽の前で類さんが服を着たまま倒れていた。

冬弥

類さんっ！？！？

類

んぁ…

類

ああ…ごめんね、ちょっと転んでしまって…

冬弥

だ、大丈夫か？！やっぱり、今日は風呂やめておこう…？！

類

うん…ちょっと……つかれちゃった、

類

ごめん…右肩を貸してくれるかい？

冬弥

こ、こうか？

言われるがままに類さんの左側へ移動し、右肩を貸した。

類

ああ、そうそう…悪いけど、運んでくれる？

冬弥

ああ、歩くぞ。

冬弥

本当に大丈夫か？

類

…

冬弥

類さん？

類

ん…？何か言ったかい？

冬弥

ああ、いや…大丈夫じゃ無さそうだな。

冬弥

とりあえず、ベッドまで頑張ろう。

類

うん…

冬弥

ふぅー…

冬弥

無事運べたはいいが…

類

…zzZ

司

…zzZ

冬弥

…床で寝るか。

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8件

質問の回答凄い解釈一致！冬弥くん真面目だなあ～えむちゃん、野菜を突っ込むのはやめてさしあげて....

はぁもう…好きだって……(？？) 類くん何歳なんだ！？100歳とか軽々超えてたりして🧐🧐 もとしゃめっちゃ好きだ私‼️🥹あかまるちゃんの投稿にいつも元気もらってます💪💪❤️‍🔥

類くん、相変わらずの天才さを発揮しているが、子供らしさも発揮している

あかまる🍓🐾໊

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