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8 - 荒廃した世界で……【2】

♥

22

2020年05月03日

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時雨

うわぁぁぁぁ!!

時雨

はぁ……はぁ……

時雨

またあの夢か……

蓮斗が死んでからどのくらい経っただろう あの時の僕達は無力だった……

いや、正確には僕達でなく僕が無力だった あの時蓮斗の言ったことに背いて 加勢していれば変わったかもしれないのに

あの日を境に僕は変わることを決意した 弱者を守れるように力を手に入れた

この力を僕は正しき方向に使う…… もう二度とあんな惨劇を起こさない

あいつから貰ったこの銃に誓って…

同僚

時雨?

時雨

どうした?

同僚

ミッションだとさ

時雨

分かった…

同僚

今回のミッションは俺も行く

時雨

別に必要ない

同僚

まぁお前の実力ならいらねぇかもしれねぇけど

同僚

一応俺が着いてくことは隊長の命令なんでな

時雨

……なるほど

時雨

分かった

時雨

とりあえず隊長に顔だけ出してくる

同僚

その間俺は準備でもしてるよ

時雨

助かる

隊長

起きたか

時雨

おはようございます

隊長

またうなされてたな

時雨

…………

隊長

無理もないな

隊長

目の前で友人が殺されなんだからな

時雨

うなされてる声とか聞こえちゃってますか…

隊長

安心しろよその辺の事はここの奴らは突っかかってこないからな

時雨

ほんとにありがたいです

僕の所属してる民間部隊 【アサシンブラッド】

これは裏の顔である表は保護団体として 活動している

行くあてのない僕を保護してくれて 深い事情も聞いてくる訳でなく ただただ僕を育ててくれた

その中で1番信頼しているのが今目の前にいるこの人だ

僕はこの人なら全てを話せると思った 話したら相手からも暴露された

それが裏の顔であるこの部隊 弱者を守る為に作られたこの部隊の事だ

それを聞いて僕は直ぐにその部隊に 入れてくれと頼み入る事になり今に至る

隊長

さて……

隊長

今回君にあるミッションをやってもらいたい

時雨

そのミッションの詳細は?

隊長

一人の少女を保護してもらいたい

時雨

保護ですね

隊長

ただこれはいつものミッションとは少し違う

時雨

どういう事ですか?

隊長

今までの何度か似たミッションをだしてきたが

隊長

それらは全て身寄りのない子達だった

隊長

だが今回は違う…今回は捕虜となってる子を救出し保護してもらいたい

時雨

救出ミッションですか…

隊長

そうだ…

隊長

主な詳細は着いていくやつが知っているそいつに話を聞くといい

時雨

分かりました

隊長

最後に…

時雨

なんでしょう?

隊長

今回のミッションに関しては見つからないでもらいたい

時雨

スニーキングミッションですか

隊長

我々の国は戦争に勝ち続けている

隊長

しかし物資が潤沢かと言われればそうでは無い

隊長

今1番足りないものは兵士だ

隊長

その足りない兵士はどこから調達するか

隊長

スラムに住む子供を使うんだよ

隊長

子供なら簡単にさらうことが可能

時雨

汚い奴らですね

隊長

上の奴らは今天狗になっている

隊長

態度も昔以上にでかくなり組織としてもかなりのものだ

隊長

そんな状態のヤツらに見つかれば

時雨

僕含めこの辺の住民は消し飛ばされると

隊長

そういう事だ

隊長

それでは長く話したな

隊長

君の健闘を祈っている

時雨

少女の救出か…

同僚

えらく長い間話してたな

時雨

ミッションについてと今の国についてちょっとな

同僚

なるほどな〜

同僚

それじゃあ早速行きますか

時雨

場所なんかはお前が知ってるようだからお前に着いてくぞ?

同僚

俺に着いてこれば大丈夫だ

同僚

お前さんは準備しなくて大丈夫なのか?

時雨

もう既に準備は終わっている

同僚

そうだったな

同僚

来た時からお前のそのスタンスは変わってねぇな

同僚

短刀にハンドガン一丁予備のマガジンが2つこれだけだもんな

時雨

単純に動きにくいから軽量化してるだけだ

同僚

それじゃあそれでいいよ

同僚

そろそろ行きますか…

時雨

あぁ

〜国家部隊サーペント〜

同僚

ここです

時雨

小部隊のようだな

同僚

数は少なくとも質はいいようだからな

時雨

油断なんてものは置いてきたさ

同僚

ヒュー!かっちょいいじゃん

時雨

やめろ…

時雨

それより目的である少女はどこに

同僚

俺らの目と鼻の先

時雨

中心の建物か

同僚

ルートは任せる

同僚

俺はお前が救出に行ってる間に脱出経路を作っておこう

時雨

了解した

時雨

では僕は先に行動させてもらう

同僚

気をつけるんだな

時雨

まずは敵の数の把握からだ

時雨

高台に行けば良さそうだな

兵士

あ〜あ

兵士

なんであんな少女を上の奴らは欲しがったんだ?

兵士

ガキでいいならそこら辺にいるだろうに…

時雨

見張り台で盛大に独り言か

時雨

あいつを下ろせば良さそうだな

時雨は持っていたハンドガンに サプレッサーを付け首筋を狙いトリガーを引く

兵士

がっ……!?

命中した兵士は後ろに倒れる 後ろに壁は無くそのまま落ちていく

時雨

よし……

時雨

一応こいつの持ち物確認でも……

時雨

ん?この紙は…

全兵士に告ぐ 緊急時は中心の建物を守りにいけ また持ち場が中心の建物から遠いものは 辺りにある赤い屋根の建物内から 中心の建物付近に出られるそこを活用せよ

時雨

赤い屋根を目印にすればいいようだな

時雨

とりあえずこいつは目立たないところに置いておこう…

時雨

赤い屋根の建物は……ここからだと遠いようだな

時雨

あのメモ通りなら複数建物があるはずなんだが……

時雨

あった…ここから1番近い場所があそこか

時雨

慎重に進むか……

そこから赤い屋根の建物までは 敵に見つかることなくたどり着けた

時雨

おかしいな…

時雨

敵の数がいくらなんでも少なすぎる

時雨

緊急時という訳でもないのに…

時雨

とにかく中心の建物に行くか…

時雨

そこに行けば何かわかるかもしれない

中心の建物内部

時雨

あっさり入れたな…

時雨

とは言っても中の造りは分からない

時雨

ここからは更に慎重に行かないとか……

兵士

ん?この部屋から物音…

時雨

隠れる場所は…

ガチャ……

兵士

誰もいないか

兵士

鼠か何かが来たのか

ガチャン………

時雨

………行ったか

時雨

入口付近の天井に隠れるのはいい判断だったようだ

時雨

そろそろこの部屋を出てくか

部屋を出て右にと進む 突き当たりに地下にと続くハシゴがある

時雨

この下か…

時雨

暗いな……

時雨

ライトも一応あるが心もとないな

少女

誰か……入ってきた?

時雨

物置みたいなところだな

時雨

少しホコリっぽい

時雨

この辺を探るだけ探ってみるか…

辺りを見回すと不自然な荷物が目に付いた

時雨

【P-90】銃の種類か…

時雨

しかしなぜこんな所に……

時雨

特別防衛基地でもないしそれだけじゃない

時雨

この基地いる人数に対して数がおかしい

時雨

しかも特定の物だけが多くあるようだ

時雨

そのどれもが比較的扱いやすいものばかり

時雨

デザートイーグルもある…

時雨

これは子供でも使おうと思えば使えるな……

時雨

やはり子供すらも兵として狩出すつもりらしいな

時雨

銃の数が数だ…

時雨

他にも何人かいるみたいだな

少女

ここに来る……

時雨

この部屋だけやけに厚い扉だな

時雨

鍵は……空いてる?

少女

やっぱり誰か来た…

時雨

君が保護対象か

少女

お兄ちゃん……哀しい目をしてる

時雨

子供に言われるほどそんな目はしてないな

少女

私より貴方の方が救いが必要みたい……

時雨

強がるな

時雨

君はまだ子供だ

時雨

その上女でもあるんだ

時雨

変に強がるのは止めとけ

少女

私強がってないよ

少女

それよりお兄ちゃん

時雨

なんだ

少女

もし過去に戻れるならどうしたい?

時雨

この状況下で何を…

少女

私がここにいる理由にもなるの

時雨

それはどう言う…

少女

私には対象の人を過去に飛ばせる力がある

時雨

何をふざけたことを…

少女

それなら見せてあげるわよその力

時雨

まさか、な……

時雨

…………

時雨

……

時雨

おい!何も起きてねぇじゃねぇか!!

少女

??

少女

急に怒鳴ってどうしたの?

時雨

どうってお前が過去に飛ばせるって……

少女

少女

あぁ未来の私から聞いたのね

時雨

何をふざけた…

時雨

………

時雨

いや、信じてやるよ

少女

この力は私しか使えない

少女

対象者は記憶を維持したまま過去に行くことが出来る

少女

もちろん元の時間軸に戻ることも出来る

少女

でもそれをするには私もついて行かないといけない

時雨

なるほど…

時雨

あいつらは君の力を独占したいのか

少女

過去に行ってもやる事なんてないのにね…

時雨

僕にはあるがな…

少女

やっぱりお兄ちゃん…

少女

私よりも救いが必要みたい……

時雨

戻れるなら戻りたいが…

少女

それじゃあ私と戻る?

時雨

いや……

少女

その過去が何かわからないけど

少女

引きずって生きてるならスッキリさせないと

時雨

…………

時雨

まさか子供に綾されるなんてな

時雨

頼む……僕を過去に……

少女

分かった…

少女

その過去変えに行こう……

〜12年前〜

蓮斗

俺らは最後まで抗うぞ?

兵士

アヒャヒャヒャヒャヒャ!!

兵士

何もねぇお前らが抗うもくそもねぇだろ

蓮斗

ならこれでどうだ!

ポケットから閃光弾を出そうもしたが 何者かにその手を掴まれて出せなかった

蓮斗

だ、誰だよ!

時雨

そんなことする必要は無い

兵士

いつからそこにいたお前!

兵士

まぁいい…てめぇらまとめて死んじまいなァ!!

引き金を引いて乱射する しかしそれらの弾を短刀で弾き 少しづつ距離を詰める

兵士

な、なんで当たらねぇんだよ!!?

時雨

どうした?

時雨

もう弾が出てないぞ?

兵士

く、くそぉ!

兵士

それならナイフで!

時雨

無駄だっての

ナイフを持った手を切り落とす

兵士

ぐぁぁぁぁ!!?

時雨

絶望的だな?

兵士

はぁ……

時雨

失せなここから

兵士

く、くそがァ……

蓮斗

に、兄ちゃんかっけぇぇ!!

時雨

これで君を守ることが出来た

少女

それじゃあもう用はないね

時雨

いや、少し話させて欲しい

少女

勝手にして…

時雨

おいお前

蓮斗

なんだよ

時雨

そこのガキを大事にな

蓮斗

当たり前だろ!

蓮斗

俺の唯一の友達だからな!

時雨

そうか…

時雨

それと、今みたいな状況になっても命を捨てに行くな

時雨

常に冷静になるようにな

時雨

それと復讐も程々にな

蓮斗

な、なんでそんなこと知ってんだよ!

時雨

それは君の友達だからな

蓮斗

何言ってるか分かんねぇよ!

時雨

それじゃあな…

蓮斗

じゃあ俺からも一言だ!

時雨

なんだ?

蓮斗

兄ちゃん俺達みたいなスラム暮らしの子供を幸せにしてくれよ!

時雨

あぁ…約束しよう

蓮斗

兄ちゃんが生きてるうちに俺も兄ちゃんみたいに強くなってやるからな!

時雨

楽しみにしておくよ

少女

それじゃあ行こうか…

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