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夢に出てくる彼
呼ばれているのは分かっていたけれど
振り返ってはいけない気がして
ただただ、前へと進んだ。
何も無い、真っ暗な道を。
長い間歩いているような不思議な夢
オープン前。
外掃除に出ていた時だった。
夢に出てくる彼が
確かめるように腕を掴み
氷のような青い瞳が小さくなった。
特待生
途端に、痛みが走る。
その痛みはまるでなにかを警告しているようで
掴まれていた腕を振り払った。
あの夢と一緒だ。
思い出してはいけない...
彼は忘れるべき人____
特待生
彼も悟ったのか、
一言告げ、その場を後にした。
尋