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悠優
……ふふっ、寝たね。
悠優
おやすみ、爲。
パシッ…！
悠優
えっ……
想
(宇田川悠優……って。)
想
(誰なんだろうな……)
オバサン
奥さん、聞いてくださいよ～
オバサン
あの、悠優ちゃんが、病弱な男の子のところへお見舞いしてるとこをうちの娘が見たって言うんです～
オバサン
ほんとうなんですか～？
悠ママ
え。
悠ママ
……っとぉ、
悠優
あの。
悠優
私の母に何か用ですか？
オバサン
あら。悠優ちゃん。
オバサン
いいえ～……なんでもないわ、またお話しましょうね～
悠ママ
悠優……ありがとう。
悠優
お母さんも、勝てない戦には挑まなくていいから。
悠優
……っ
想
(あれが、宇田川悠優……)
想
(意外と美人なんだn…)
バチッ……
想
(やっべえええ……目ェ合っちゃったァァァ)
悠優
ちょっと、待ってよ！
想
う、すみません……
悠優
いい、けど…誰にも言わないわよね？
想
言いません言いません！！
想
あ。御本人なら……
悠優
？
想
これ、さっきぶつかった時に拾って……
悠優
え、あ…さっきぶつかった人ってあなただったの！！
悠優
ごめんなさい……ありがとう。
悠優
……。
悠優
私、悠優…あなたは？
想
お、俺……想っス…
悠優
想くん……ふぅん、
悠優
よろしくね、想くん！
想
は、はい…
想
(近所のババアも騒ぐほどの人気者なんだな、こいつ。)
想
(大変な思いしてんだろうな。)
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