irregular.game

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ここ何処…？

ちょっと待って？ 人が倒れてるｯ…！？

ってそんなこと言ってる場合じゃない

絶対ロクなことにならない。 怖い…なんて… 言えないし…。

え？

必ず助けられる確証がないから こう答えるしかない。 ここで… 『絶対に、助けます 。』 なんて言えたらかっこいいのにな…

大丈夫です、ただゲームをするだけですよ。

殺されるに決まってるｯ…

ｶﾗﾝ… 小窓から先程のような凶器が出てきた。

これで、叩いて下さね。 このゲームをしなければもうこの世にはいられないと思ってください。

嫌だ…やりたくない。 今すぐに逃げ出したい。 いいのならばいつものメンバー と会いたい。 こんなの嫌だよ。

静寂がただただ広がり、時間は無言のままに過ぎ去っていく。

無理だ。 無理だよ。 こんな笑い合える人と殺し合いなんて。 こんなゲームやってられない。

さぁ、早くゲームを始めて下さいね。

そんなこと言わないで… そんな現実…受け入れられる訳…

そうだ。 逃げちゃいけない。 だって、だって 今まで挫けそうになったって… 苦しくなっても、 支え合って、 声を掛けあって 逃げないで来たんだ。 ここで諦めたら…！

息を飲み、ゆっくりと頷く。

ぽんｯ…！

もう嫌だｯ…。 でも逃げない。 逃げちゃいけないｯ…

しょっ…！

見たくないｯ 嫌な予感しかしない。

あ、相手…