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雫と名無しの少年  【連載】

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雫と名無しの少年 【連載】

2 - 雫と名無しの少年 第1話

♥

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2020年06月21日

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第1章 声

おばぁちゃん家にきて私は驚いた

外から見たら普通の家だったのに、、

廊下広くない?

と、思ったことをつい口にしてしまった

それを聞いたおばぁちゃんと

私のすぐ横にいたお父さんが

...笑った

(怒られると思ったのに、、)

(でも怒られなくて良かった...のかな?)

そんなことを考えてたらお父さんが すたすたと歩き始めたので

私も追うようにして歩いた

お父さん

雫、ついたぞ。

そう言ってお父さんが部屋のドアをあける

その合間に部屋の様子を覗きこむ私。

その時見た光景は、、、

とてもじゃないけど質素な部屋だった

...

お父さん

はははw

お父さん

雫 そんなあからさまに落ち込むなよw

お父さん

ここはな 父さんが昔お前と同じ年ぐらいの時使ってた部屋なんだ

お父さん

父さんはこのあとおばぁちゃんと少しお話があるからここでくつろいでくれ

えー...

うん、

私が曖昧な返事をするとお父さんは

部屋を出ていった

(にしてもあんな豪華な作りでできた家に)

(こんな部屋があったなんて、、)

今日は驚くばかりだ

...暇だなぁ

そう 今にも消え入りそうな声で呟く

ふと空を見ると星がまんべんなく 広がっていた

...お母さんも空にいるのかな、

空を見る度私はお母さんを思い浮かべる

私にはお母さんがいない

私をうんで亡くなったらしい

5歳ぐらいになったとき

よくお父さんに写真を見せてもらったけど

本当に私のお母さんなのかなってぐらい

美人だった___

そんな過去があるせいか

お父さんは私に嫌な思いをさせまいと

いつも働きっぱなしだ

そしていつも私に謝ってくるお父さんの姿を見る度

胸がえぐられるほど辛くなる

お父さんは何も悪くないのに、

私が生まれたせいなのに、

いつしかそう思うようになっていた

...

せっかくこんないいところに来たのに

こんな気分になってちゃダメだよね、

私はため息をついて

まくらに突っ伏した

その時__

???

...ちゃん!

???

雫ちゃん!

???

...を助けて!

???

お願い!

???

...を忘れそうなの!

???

大事な....を!

???

お願い!

???

早く!

???

...神社にきて!

そう 脳内に直接入ってきた

その声はあまりにも苦しそうで

聞くにも耐えれなかった

頭が割れてしまいそうなくらい 辛い声だった

私が頭を押さえてうなると

容赦なくあの声が聞こえた

私は頭を片方の手で押さえながら

もう片方の手は壁をつたいながら

ふらふらとした足取りでドアに 向かっていた

本能的というのが正しいのだろうか、

私は このまま頭を押さえて痛みがひくのを待つよりも

声の主を探さないといけないと感じた

短い玄関までの道を通って

私は外に出た____

???

フフフ

???

雫ったらバカな子___

???

...の時期に外に出ちゃうなんて

???

まぁいいか!

???

・ ・
雫と久々に遊べるしね

???

フフフ

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コメント

24

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続きが楽しみです!

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