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穴の中を落下し、着地したのは花の咲きみだれる庭園だった

tt

ここでは誰も、君を一人にしたりしない

hr

...ほんと?

人を信用出来なくなっていた

なのに、この人の優しい笑顔に何故だか惹かれて

tt

嘘なんて言わん

hr

...ありがとう

心を揺さぶられる感じだった

tt

ヒロ裙、これ食べてみて、

hr

ん?

ここに来てから俺はこの、たっつんさんに心を許していた

あまり人を好きになったりしないけど

この人のことはなぜか直ぐに好きになった

tt

口、あけて

hr

ぅ、ん ⸝⸝

たっつんは俺の口元に、星の形のお菓子を運んだ

tt

これな、幸せな記憶の味がするんやで

食べさせてもらったそのお菓子

tt

どんな味?

hr

...たっつんと一緒にいる時の味がする

tt

そっか、笑

俺がそうつぶやくと、たっつんはとても嬉しそうに微笑んでくれた

hr

おいしい

hr

幸せ、

tt

俺も、幸せ

彼は俺の髪を指で掬い、耳にかけてくれた

その指先が頬に触れるたび、俺の胸は甘い痺れを感じていた

夜になると星がよく見える広場でよくダンスをしました

彼は見た目とは違い紳士な面もあり、優しく手を握って見詰めてくれた

腰に回された手にドキドキしていた

現実では誰にも抱きしめられたことが無い俺にとって、

彼の胸の鼓動を感じる距離は何よりも幸せな居場所だった

tt

ヒロ裙は独りじゃない。俺がずっと一緒に居るから

いつも優しくキスをくれて

何度も名前を呼んでくれる

tt

大好きだよ、ヒロ裙

hr

俺も……大好き

あなたなしの世界なんて考えられない

そう思っていても、中々言えない

それでも、たくさんの愛をくれて

どちらからともなく重ねるような、甘い口付がとても幸せで

現実の苦しさを全て消し去ってしまう魔法のようだ

hr

たっつんの手あったかい

tt

ヒロ裙の手が冷え切ってたからそう感じるのかもな

hr

ぅん

ずっとあっためて

tt

ずっとあっためてやるからな

欲しかった言葉をくれる

この人が本当に大好きだ

「明日はお菓子のお城に行こうか」「その次は虹のふもとを散歩しよう」

そんなたわいもない、けれど現実では決して手に入らなかった

「誰かに一番に愛される時間」

そこには永遠のような時間が流れていた

そんな貴方にちゃんと好きを伝えたい

少し恥ずかしいけど俺は彼に知って欲しくて

hr

たっつん、?

tt

ん?どーした

夢の庭に咲く決して枯れない忘れな草を編み込んで作った ブレスレット

hr

これ、

tt

彼の手を取り、手首にそっと結びつけた

hr

たっつんは、俺より行動的で、導いてくれて、でも、危なっかしい時もあるから、御守りに…と思って

tt

ヒロ裙

hr

もしいつか、離れ離れになる時がきても、これを見て俺の事おもいだしてほしい。

hr

いつも心の中では、隣にいるから…⸝⸝

tt

たっつんは驚いたように目を見開き、それから 泣きそうなほど愛おしげな表情を浮かべて

結ばれたブレスレットをそっと撫でてくれた

tt

ありがとう、ヒロ裙。

tt

これは、俺の命よりも大切な宝物、絶対に忘れたりしない

こんな幸せなのに、ずっと一緒にいたらいいのに

何故だかずっと一緒にはいられない気がしていた

それは何故だかわからないけど

そんな気がしていた

それは、たっつんも同じだったと思う

だから、あの時、忘れないって言葉をくれたんだよね

tt

俺からも、贈らせて

hr

……?

tt

この中の砂は、この世界で二人で笑いあった時の欠片なんだ

たっつんは俺の背後に回り、優しくペンダントをかけてくれた

キラキラと光る星屑のような砂が入っている砂時計のペンダント

tt

どんなくらい場所にいても、このひかりがヒロ裙の足元を照らす道標になるように

tt

ここで過ごした幸せな時間は誰にも奪えない

彼はそのまま、俺を後ろから抱きしめて

tt

大好きだよヒロ裙、

tt

君に贈るこの光は、俺の愛そのものだよ

hr

…ありがとう

hr

だいじにする、こんなに愛されて俺、世界一幸せだよ

別れ

2人は予感していながらも口には出さず

ただ深く愛を確かめ合った

アリス・イン・ワンダーランド

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