初兎
ヤエ
ひよ
ヤエ
ヤエ
ヤエが手の平を上に向けた瞬間、金の光を帯びた白い光の粒子が集まりやがてスクリーンのようになっていく
その光景があまりにも幻想的で思わず見入ってしまった
ヤエ
ひよ
ヤエ
ひよ
ひよ
ひよ
ヤエ
初兎
ヤエ
ひよ
ヤエ
ひよ
ひよ
はーい! こちら天国のレティシアでーす!
初兎
ヤエによって作られたスクリーンから聞きなれた声が聞こえる やがてスクリーンにレティシアの姿が映し出された
白い髪に大きな翼 有栖レイとは違う白っぽい瞳をした少女は怪我ひとつなくこちらの心配もよそに陽気に話しかけてきた
初兎
え?なぁに?
初兎
だからなぁにって...
初兎
イスから立ち上がる
普通はここで再会の挨拶とか心配するのが基本なのだろう しかし浮かんで来たのは怒りだった
初兎
初兎
初兎
ここは個室だ 部屋の外の人からすると兄弟喧嘩にしか聞こえないだろう
たがほんとは神と能力者の対話だ なんかかっけぇなこれ
だからそれ考えてその2人に初兎くんへの連絡頼んだんだもん!逆にこれで2人送んなかったらもっと怒ってたでしょうがッッ!?
初兎
ていうかそれを言うなら私への心配の言葉はないんかッッ!?
初兎
ひよ
ヤエ
ふざけてないわ!!ただ初兎くんに元気出して欲しいから明るい感じで行ったのにッッ!
初兎
レティシア、誰と連絡を取っておるのじゃ?
あっ、セラ様
ほう、しばらくは大人しくするように言ったはずじゃが...まだ説教が足りないと?
ヒョエ...
レティシアの様子がおかしいのが明らかに分かるので声を小さくしてヤエとヒヨに尋ねる
初兎
ヤエ
ひよ
ひよ
ヤエ
ひよ
初兎
ひよ
ヤエ
ヤエ
ひよ
初兎
ヤエ
我が推しを簡単に使っていいわけがなかろう
初兎
初兎
あぁ、その通り 我が名はセラ・オムニッセント
お主が有栖初兎だな、うちのレティシアが迷惑かけてすまないの
初兎
我は全知の神、知りたいことはなんでも知れる身だからの、レティシアが天国から消えた段階でお世話になってるのは把握しておった
しかも妹になってまで人間界に紛れるなんて....本当にふざけとるのか、お前は
セ、セラお顔が、お顔が般若...
あ"?
ピェッ
初兎
ヤエ
ひよ
ひよ
どうした?ひよちゃん
初兎
ヤエ
声色が一気に変わった これはそう、さっきまで怒っていたのに電話に出る時に声が高くなる母親のようだった
ひよ
よいぞ!!
初兎
ヤエ
初兎
ヤエ
初兎
ひよ
ヤエ
ヤエに手を引かれ再度椅子に座らされる
ヤエ
初兎
ひよ
ひよ
ヤエ
ヤエにつられてヒヨの方を見る
首に着いたネックレスがチカチカと光っていた。ヒヨとヤエは遊びで来たわけじゃないらしいから仕事なのだろう
よく見るとレティシアに初めて会った時に俺も貰ったやつと似てた
ひよ
ヤエ
初兎
ひよ
パタンッ
初兎
初兎
まて!落ち着け!話せば分かr
初兎
ヤエ
初兎
(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
初兎
病院の中庭 入院中の患者や医者たちの心休める空間を渡る
神の姿として俺を認識できるのは誰もいない
ひよ
俺と契約を交わしている以外のやつは
りうら
ひよ
ひよ
りうら
りうら
りうら
レティシアが初兎ちゃんに与えた能力のことをどう隠そうか悩みながら気まずい時間が流れる
ひよ
ひよ
りうら
ひよ
-hotoke-
放課後 レイが刺されたこともあったがどうにかいつもどうりの授業になり僕もとりあえず今日は帰ろうとした
だが、廊下に足を踏み出した瞬間目の前が真っ暗になり気づいたら屋上にいた
目の前に立つ少女を見つめる
抹茶色とも取れる緑色の髪に 落ち着いた藍色の瞳 背中に生えた大きな羽
いつもテンションの高すぎるレティシアを見ているせいか落ち着いている彼女に違和感を覚えた
あむ
あむ
コメント
3件
ヤエの笑い方、リアルのボクと一緒すぎて好きですw!!
🤭ꉂꉂひよちゃんになった瞬間の セラよꉂ🤣𐤔 まぁ分かるけどもね