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💙

💙ちゃん?

何できたの?危ないよ💦

💙

危ないのは❤くんでしょ

💙

今何て言おうとしたの?

それは……

💙

僕はそんなに馬鹿じゃないよ

💙

君は強いんだよ、嘘はつかないで

うん、分かってるよでもッ

💙

辛い時は助けてもらわなきゃ

💙

今がチャンスなんだよ。

💙

何で分かってるのに正直に言わないの?

……そうだね

❤くんは自分では気づいてなかった

自分が無意識にチャンスをなくしていた。

言わないと❤くんは自分のことに気がつけない。

俺は、

母に虐待されていました。

なッ!

警察官

なんだと!

ビクッ……

💙

大丈夫だよ。

“ 大丈夫 ”は、

確認でも自分を励ます時に使うのでもない。

大好きな人を安心させるために使う言葉だと

僕は思う。

もう嫌いだとは思わない。

君の為だけに使う言葉だから。

母は俺を裏社会に売ってお金を得ました。

嘘つくところじゃないわよ!!

初めは体を、、、売らせようとしてきたけどそれよりも額が良かったこの組に売った。

俺は若さんに助けてもらったんです!

警察官

そうだったのか

違う!!私はやってない!!

❤、誰がここまで育ててやったと思ってるの!!

巫山戯るな!!

警察官

署までご同行願います

……クソッ

警察官

すみません、疑ってしまい。

警察官

お礼と謝罪は後日致します。

若様(💛兄

いや、いいよ

若様(💛兄

次から気をつけてくれ

警察官

では失礼します

……

俺は罰が悪くて静かに💙ちゃんから逃げようとした。

でも

直ぐに手首を掴まれた。

💙

❤くん。

💙

もう離さないよ。

そう言って俺を

強くぎゅっと抱き締めた。

これは愛情だった。

初めて暖かいぬくもりを感じた。

そして初めて人前で声を上げて泣いた。

……ポロポロッ

……こ、💙ちゃッ(グスッ

ゔぅ……グスッ、グスッ

💙

落ち着いた?

俺は目を合わせずに頷いた。

絶対目腫れてるしこんな顔見せたくない!

自分の低い背に初めて感謝した。

💙

ほんとに?顔見せて。

やだッ!

💙

何で?

俺、今凄いかっこ悪いもん!

💙

いいから、いいから気にしないよ。

そう言って俺の両頬に手を添えた。

俺はゆっくりと顎をあげた。

💙

ほら、可愛い。

……///

今まで守ってあげないとって思ってた。

俺がリードしないとって、

そう思ってた。

気が弱くて、泣き虫だった💙ちゃんはもういない。

自分よりも背が高くて逞しくて

優しい表情をしていた。

そんな君を見て、

かっこいい。

口には決して出さないけれど、

そう思ってさしまった。

💛

コホンッ

💛

お二人とも邪魔して悪いんですが中に入りませんか?

あ、///

💙

うん💦

💛

これから❤はどうするんですか?

💛

ずっと家にいてもいいんですけど

💙

僕の家でもいいよ、両親はいいって言うと思う。

💛

❤は自分の家には戻りたくないですよね?

うん、お兄ちゃんがいるし。

2人のお家にお世話になる訳には行かないし遠慮しておくよ。

ちゃんと宛はあるんだ。

💙

そっか、良かった。

ねえ、

💙

💛

もう1回してくれない?

💙

何を?

……ぎゅ、ぎゅって///

💙

え!?///

💛

僕もですか?

うん、、、

あのときの感情はぬくもりはなんだったのか。

確認したい。

だめ?

💙

……うぅッ

💙

分かった。

💛

いいですよ。

そうして3人で抱きしめ合い、

もう一度ぬくもりを感じ、愛情だと確認できた。

暑さもやわらいできた秋の日。

少し肌寒い風に晒されることなく

2人のぬくもりを感じながら俺は意識を手放した。

最終章 “ 大丈夫 ”〜自分達の物語〜

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