ザー.......ザザー.........
梅雨の昼時
下駄箱の前で、君に出会った
凛
凛
凛
樹
凛
樹
樹
凛
樹
凛
樹
ザザー..........ザー....
タッ...タッ....タッ.......
帰り道、
君との会話は楽しかった
アニメの事
家の事
学校の事
誰よりも弾んだその会話は、
私の心がドキドキした
凛
樹
樹
凛
樹
凛
樹
樹
凛
凛
凛
その時、ちょっと面白いことを考えていた
君は、私のことが好きかもしれない
つい、私自身も笑っちゃうような考えだった
でも、その時に気付いちゃった
私が君のことを好きだって
ザー.....ザザー......
私はまた、下駄箱で君を待つ
樹
樹
凛
凛
ザザー......ザー...........
タッ....タッ.....タッ........
また、君と話をした
君との会話は、もっと弾んだ
でも私は、
胸が痛かった
凛
凛
雨に吸い込まれそうな小さな声で、私は呟いた
樹
凛
謝らなきゃ、ダメなのに......
逃げ出してしまう
自分がわざと傘を忘れたなんて事実に
こんな事はダメだって分かってる
でも、
私は君と一緒にいたいから───
コメント
10件
素敵な作品ですね………✨ 私もこんな体験したいです…(;・∀・)
頑張れ~凛ちゃん!♡ しかし三度傘を忘れるとさすがに気づかれるぞ…いや かえってその方がいいか^_^
かわいい嘘ですね(*´ ꒳ `*)