フィンランド
み、みんな…
噂が流れた次の日。 僕は各国が極楽のために集まる遊び場に行った。 ここならみんな楽しんでいてテンションも高いだろうから 聞いてもだいじょうぶだろう、って思ったんだ。 でも、 …怖い なにか言われてしまったら …でも大丈夫、と信じたい。 だって俺は、 『いい国』だもんね、?
?
話しかけないでもらえるかな?
フィンランド
…っえ…っ
今、誰が
なんて喋った…、?
だれ、俺の目の前にいる人
イタリア
…
イタリア、さん…
イタリア
io、いや僕はね、君のこと嫌いじゃないんだよ
イタリア
でもね
イタリア
嘘をつくのはどうなんだ、って思うよ
…違うのに
俺は嘘なんかついていないのに
勝手に、誰かが
俺の事を
悪く言っているだけなのに、 でも、俺はなにもいえない。 言い返すことができないんだ。
フィンランド
…っ、は、い…ごめ、なさ
イタリア
あぁ、謝らなくていいから
イタリア
僕の前に現れないでくれたらそれでいいよ
フィンランド
…
流石に、
無理あるでしょ…
同じヨーロッパで、G7に入っていて
俺のことを見ない、なんて
できっこないよ…、 少し泣きそうになったが、泣いたらまたなにか言われそうだったのでやめた。 普段は大きい歩幅だが、今日はぺんぎんのように小さい歩幅で歩いた、
俺は悪いことしてるって他の国から思われてる。 だから少しでも善意の気持ちを表すために…。 でも、こんなことしても無駄だよね…
フィンランド
(って、いやいや…まだ大丈夫、)
『まだ』大丈夫。 きっと、俺のことを分かってくれる国は 現れてくれる。 北欧の、みんななら___________。







