湊
湊
ユリ
ユリ
湊
ユリ
ユリ
ユリはゆっくりと話し始めた
ここは天使の世界
ある晴れた朝のこと
ユリはいつも通り女王様に朝食を作っていたそうだ
ユリ
女王様
女王様
ユリ
ユリ
女王様
ユリ
ユリ
…………
女王様
ユリ
女王様
女王様は嫌味な顔をした
そう、女王様はユリを嫌っているのだ
何をしても完璧なユリを
顔も美しく、心も澄んでいる
料理だってできて、おまけに沢山の人から好かれている
では何故ユリを自分の元へ置いておくのか
それは、ユリを陥れるためです
女王様
女王様
ユリ
女王様
女王様
ユリ
ユリ
女王様
女王様
ユリ
ユリ
女王様
その日の午後…
女王様
ユリ
女王様
ユリ
…………
ユリ
ユリ
ユリ
ユリは街へ降りていった
そして、ユリは街ゆく人皆に挨拶を交わした
だが、誰1人として返事をしてくれないのだ
ユリ
ユリは疑問に思い、仲の良かった婆やに理由を尋ねた
ユリ
婆や
婆やはユリの全身を舐めまわすように、ジロリと睨んだ
いつもはニコニコしているはずなのに
ユリ
婆や
婆や
ユリ
婆や
婆や
婆やは大声で周りの人に呼びかけた
人々の視線が一斉に私と婆やに突き刺さる
ユリ
婆や
周りから沢山の声が聞こえる
「なんだって?!有り得ない!」
「失望したわ…」
「所詮顔だけか」
ユリは何が何だかさっぱりだ
ユリ
するとそこへ、女王様が帰ってきたのだ
ユリ
ユリ
女王様
ユリ
女王様
ユリ
女王様
女王様
ユリ
女王様
女王様
ユリ
ユリ
女王様
「ふざけんじゃないぞ!」
「女王様の地位を奪おうとするなんて最低よ!」
婆や
ユリ
ユリ
ユリは膝から崩れ落ちた
そんなユリを見て、女王様はニヤリと微笑んだ
そう、これは女王様が広めた根も葉もない嘘なのだ
女王様
女王様
周りからも大声が聞こえる
ユリは何も考えられなくなって思わず
「はい」
と言ってしまった
女王様
ユリ
女王様
ユリ
ユリはしばらく歩き続けた
ユリ
ユリ
ユリ
ユリは足が絡まり転けてしまった
ユリ
ユリ
その時、ユリの目の前が真っ白に光り出した
目が開けられないほどにだ
ユリ
ユリ
ユリ
湊
湊
ユリ
ユリは大粒の涙を流していた
ユリの涙は太陽の光を受け、キラキラと輝きながら落ちていった
ユリ
ユリ
湊
俺はユリの肩を掴んだ
ユリ
湊
湊
ユリ
ユリ
ユリは嬉しそうに微笑んだ
湊
ユリ
湊
湊
ユリ
湊
湊
ユリは涙を流しながら、満面の笑みでこう言った
ユリ
湊
ユリ
湊
湊
ユリ
ユリ
2人の笑い声が
真っ青な空に響き渡った──
コメント
1件
なんか終わったみたいになってますけど、続編はまだありますからね🥺