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近くて遠い

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近くて遠い

3 - 近くて遠い

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2020年07月19日

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さてと、まずは…

図書館でも行くか?

ユリ

図書館?どうしてですか?

ほら、何かヒントになる本があるかもしれないだろ?

ユリ

あぁ、そうですね

ユリ

じゃあ行きましょう

図書館

そう言えばさ…

ユリ

はい?

お前って周りから見えてるのか?

ユリ

考えたこと無かったです…

でも、皆反応してないよな?

ユリ

はい

女子高生

え、何あの人

女子高生

一人で喋ってるよ

女子高生

気持ち悪い…あっち行こ

女子高生

うん…

…………

ユリ

…………

見えてないみたいだな

ユリ

見たいですね…

じゃあ、手分けして本探してみるか?

ユリ

はい!

ユリ~?

ユリ

はい!なんですか?

本は見つかったか?

ユリ

いえ、ヒントになりそうなものは何も…

だよな、俺もだ

ユリ

そんなにすぐには見つからないですよね…

まぁ、気を落とすなよ

で…これからどうする?

ユリ

湊さんは家がありますもんね

ユリ

私は公園とかで寝泊まりしますよ

危ないだろ?!

周りには見えてないんだから、俺の家来いよ

ユリ

良いんですか?

まぁ、俺の家って言っても婆ちゃんの家だけどな

ユリ

じゃあ、やっぱり迷惑なんじゃ…

だ!か!ら!

遠慮すんなって!

俺はユリの腕を掴み、婆ちゃんの家まで連れていった

おばあちゃんの家

よ、婆ちゃん

おばあちゃん

遅かったねぇ

ちょっと色々あってな

おばあちゃん

そうかい、ほらもう夕飯出来てるよ

ありがとな!

って、母さんは?

おばあちゃん

買い物に出かけたよ

ふ~ん、そっか

おばあちゃん

湊は明日帰るんだったかの?

おう

おばあちゃん

分かったよ

あ、ユリ?

おばあちゃん

ユリ…?

あ!何でもない!

今の忘れてくれ!

おばあちゃん

あぁ、分かったよ

じゃあ、2階行ってくるから!

おばあちゃん

はいはい

あ、その辺でくつろいどいて

ユリ

ありがとうございます

お茶入れてくるよ

ユリ

はい!

…………

はい、紅茶飲める?

ユリ

大好きです!

良かった

じゃあ、作戦考えるか

ユリ

分かりました

まず、状況をもう1回考えよう

ユリ

はい

まず、お前は女王に裏切られた

そして、森をさまよってたらこっちの世界に来た…

う~ん…分かんねぇ!!

ユリ

多分あれは、魔法だと思います

魔法?

ユリ

はい

ユリ

私たちの世界は魔法が少しだけ残っているんです

じゃあ、誰かが魔法でユリをこっちの世界へってことか…

ユリ

はい、おそらく…

ユリは魔法使えないのか?

ユリ

あまり得意ではなくて…

ユリ

お花を出す事くらいなら…

なんだそれ

俺はクスッと笑った

ユリ

あ、やっぱりしょぼいですよね…

いや、見たい!

ユリ

ホントですか?

見たいから言ってんだろ?

ユリ

あ、じゃあ少しだけ…

ユリは呪文を唱え始めた

すると、ユリの白い手に百合が出てきた

おぉ、百合!

ユリ

はい、私の名前に合わせて…

この魔法でも充分凄いじゃねぇか!

ユリ

ありがとうございます

ユリは照れくさそうに頬をかいた

あっ!いいこと思いついたぞ!

ユリ

なんですか?

魔法の特訓をするんだよ!

ユリ

特訓…

そうだ、特訓!

ユリ

でも、どうやって?

分かんねぇけど、やってみようぜ!

ユリ

まぁ、湊さんがそう言うなら…

ユリ

私も頑張りますっ!

ユリは控えめにガッツポーズをした

……!

不覚にも可愛いと思ってしまった

ユリ

どうかしましたか?

や、別に…

ユリ

……?

ここから俺達の特訓が始まった

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