白尾さんちのお姫様

魔女の踊るべき場所は。２

ーごめんねー

４年前の大規模侵攻の際、この言葉を残して"師範"は消えた。





ーごめんねー

あの時私は彼にそう言って消えた。

そして私は、"あちら"の人々からこう呼ばれた。





ーごめんさないー

他の国からきた彼女はそう言った。

彼女は尊敬の対象であると同時に、

恐怖の対象でもあった。

なんたって彼女は『魔女』だから

狂気の沙汰

Ｑ「彼女はどんな人ですか？」

出水「普通に強くていい先輩ですよ。……あんまデカい声で言えないっすけど頭はアレです」

太刀川「ゆーもあ？があって面白いやつだな！」

唯我「やはりあの姿と僕を見る目が本当に美しくてまるで天使のようn」

国近「えっとね〜なんか不思議な考えしてるかな〜」

当真「ん〜そうだな……よくわかんねーヤツだが、狂気の沙汰だな」

狂気の沙汰と言われるサイコスナイパーの話

白尾さんちのお姫様

学校で人気の白尾兄弟。
勉強もスポーツもできて、優しくてイケメン。
そんな彼らは、実は＿＿＿＿


＿＿＿＿重度のシスコンでした！！？？？

最後の＿＿

＿＿＿＿


　全てを司る神、その名を大神様と言う。

　その神には、全てを一人で済ませられる膨大な力があった。

　ただ、その力の代償に、誰一人として大神様に近づく事ができなかった。


＿＿ただ一人の天使を除いて。


　その天使は、何の穢れもなく、美しい心を持っていた。


「大神様！　今日はどうされるのですか？」


　その天使は、12歳という若さで大神様の補佐として務められる脳を持っていた。


「大神様！　今日はおばちゃんのお店に行って、桃味の飴をもらいました！」

「おばちゃん、孫ができたみたいで嬉しいって喜んでいました！」


　その天使は、外に出られない大神様に代わって、人々を安心させていた。

　ただ一つ、問題があった。

　神とは違い、寿命があること。

＿＿それも、25年きっちりで死んでしまうのだ。


　そんな天使に、大神様はこう言った。

「＿＿ファシュティア、貴方の願いを叶えましょう。」



　これは、大神様に付き添って、人々を幸せにした天使の、最後の願いの物語である。

魔女の踊るべき場所は。

ーごめんねー

４年前の大規模侵攻の際、この言葉を残して"師範"は消えた。





ーごめんねー

あの時私は彼にそう言って消えた。

そして私は、"あちら"の人々からこう呼ばれた。





ーごめんさないー

他の国からきた彼女はそう言った。

彼女は尊敬の対象であると同時に、

恐怖の対象でもあった。

なんたって彼女は『魔女』だから