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ルーク
ある日神様にお願いしたんだ
ルーク
そしたらなんと神様が
ルーク
お願いを叶えてくれるという。
ルーク
病弱で周りに生きているだけで迷惑をかけてばかりのこの体…
ルーク
どうか他人の幸せに役に立たせて下さい…！
ルーク
有名な画家の彼、失明してしまったんだね…
アイリーン(メイド)
そうですね…
ルーク
彼の絵好きだったな…
「この人に僕の目を」と願えば
数日後には
彼は奇跡的に完治し
そして僕は
失明した
足が不自由な店員さんに
「僕の足を」と願えば
彼女は歩けるようになり
僕は歩けなくなった
貧しい女性
…どうか
貧しい女性
お恵みを…
ルーク
…！
ルーク
「彼女に僕の幸せを…」
メイドA
お坊ちゃま、
メイドA
家を追い出されたってね〜笑
メイドB
ええ
メイドB
それが、再婚した奥様にムリヤリらしいよ笑
メイドA
…まあ
メイドB
旦那様も内心、お坊ちゃまのこと
メイドB
お荷物に感じてたみたいだし…
アイリーン(メイド)
…！！
アイリーン(メイド)
アイリーン(メイド)
ハァハァ…
アイリーン(メイド)
坊ちゃん…
アイリーン(メイド)
貴方…
自分の身と引き換えに
自分の身と引き換えに
アイリーン(メイド)
他人を幸せにしてるでしょう…！
ルーク
ルーク
さすがだね
ルーク
よく気が付いたなぁ…
アイリーン(メイド)
何年貴方にお仕えしてると思ってるんですか！？
ルーク
神様が僕の願いを聞き入れてくれたんだ…
ルーク
僕なんて…
ルーク
そもそも生きていてもしょうがないような命だろ…
ルーク
だから…
ルーク
せめて誰かの役に立ってみたかったんだ…
アイリーン(メイド)
アイリーン(メイド)
じゃあ私にも幸せ下さいよ…
アイリーン(メイド)
貴方の体で私も幸せにしてもらいますからね！！
アイリーン(メイド)
神よ！聞きなさい！
アイリーン(メイド)
坊ちゃんの体の……
彼女は…
アイリーン(メイド)
…ただいま
片目の視力を失い
片足の自由を失い…
ルーク
おかえり！
少し病弱な体になり… 僕の不幸の半分を背負った
そして… 2人で働いてつつましく暮らしている
僕達は幸せになった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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