テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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目の見えないヤンキー少女の恋

第19話 - 19話

120

2024年11月03日

#妖怪ウォッチ

#エンマ大王

#恋愛

凛🐶

ケータ

でも俺は嬉しいよ思い出してくれて笑

光莉

そ、そう？笑

光莉

ケータが嬉しいなら良かった笑

光莉

..............

光莉

(色々、思い出せそうなのに、思い出したくないって体が言ってるみたい、気持ち悪い...)

光莉

(本当に、私はどんな体験をしたんだろ、)

ドンｯ

ケータ

あ、すみませ...

母親の元彼

.....ﾁｯ

光莉

.......ﾋｯ

ケータ

今の人すっごく機嫌悪そうだったね

ジバニャン

クマも酷かったにゃんね

光莉

ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ケータ

どっ、どうしたの？！光莉さん...具合悪いの、？

光莉

...分からない、っ

光莉

分からないけど、怖い...震えが止まらない...っ

光莉

...煌炎くん...っ

光莉

煌炎くんを呼んで!!

ケータ

う、うん！

ケータ

俺の友達出てこいエンマ大王！

エンマ

！

エンマ

どうした光莉に何かあったか？！

光莉

煌炎くん!!

エンマ

...どうした

エンマ

何故そんな震えているんだ、

光莉

分からない...分からないの...

ケータ

説明する

エンマ

(ﾁｯあいつか)

エンマ

(もう人間の警察に捕まっているものと思っていたが逃亡していたとは)

光莉

...もっと強く抱きしめて

光莉

私の傍にいて、落ち着かせて

光莉

私を責めないで、同情して

光莉

離れていかないで、死なな...

エンマ

光莉！！

光莉

ﾋﾞｸｯ

エンマ

.....ﾊｯ

エンマ

悪い...

エンマ

大丈夫だ、俺が傍にいる

エンマ

離れない

光莉

...笑

エンマ

...........帰るぞ

光莉

うん、

光莉

またね、

ケータ

う、うん

エンマ

はぁ

エンマ

(また怒鳴ってしまった...)

エンマ

(あの時と同じことを言うものだから、)

エンマ

(...、)

光莉

...怒ってる、？

エンマ

...いや、怒ってない

エンマ

茶でも飲むか？少しは落ち着くだろう

光莉

.....うん

エンマ

何か思い出したか？

光莉

ケータくんと初めて会った時のこと

光莉

煌炎くんと一緒にスマホの音楽聴いてて夢中になってる時パイプが落ちてきてそれを助けてくれたんだよね笑

光莉

その時私目が見えてなくて煌炎くんから説明された笑

光莉

そのあの自己紹介して、えっと、煌炎くんがしばらく会えないみたいなこと言って私すごく悲しんだってことくらいかな

エンマ

...その呼び方...

光莉

あ、いつの間にか煌炎くんになってる

光莉

なんだろ

光莉

こっちの方がしっくりくるっていうか、

光莉

ダメだった...？

エンマ

.....いや、どう呼んでもいい

エンマ

呼び方で怒ったりしない

光莉

良かった笑

エンマ

(そう呼ばれるのは久しぶりだな)

エンマ

他にはどうだ

光莉

...思い出してないんだけど、あの男の人見た時...体中が気持ち悪くなって、怖かった...

エンマ

(...光莉自信が思い出したくないと抵抗しているのか)

エンマ

(いつまでもつか、)

エンマ

(だんだん人間の頃に戻ってきている)

光莉

(やっぱり、嬉しくないかな、煌炎くんからしたら)

光莉

(煌炎くんが酷いことしたって言ってたけど、そんなの私すぐ許すのに...)

光莉

(本当に辛いことがあったとしても、私は思い出したいよ、2人があった時のこと)

光莉

(どんな会話をしてたのか、全部)

光莉

(私は...どうすればいいのかな...)

光莉

(あっいっそ思い出して私が平気だってこと煌炎くんに見せれば全部丸く収まるんじゃない？笑)

光莉

(私頭いい〜笑)

エンマ

(また変なこと考えてるな)

光莉

ってことで私記憶思い出しまーす笑

ケータ

ってことでって、笑

ケータ

それエンマ大王に怒られない？

光莉

この世には怒られるよりも大切なことがあるのだよケータくん

ウィスパー

そらゃそうでしょう

ジバニャン

思い出すってなにするにゃん？

光莉

それが分からないから煌炎くんに嘘ついてここに相談しに来たんでしょ？

光莉

協力してくるよね？笑

ジバニャン

どうするにゃん？

ケータ

俺は協力したいな、このままじゃ光莉さんモヤモヤしたままだしさ

ケータ

1人で行動するのも心配だし

ジバニャン

ケータがそうしたいなら俺っちも協力するにゃん

ウィスパー

大目玉を食らうのは目に見えてるんですよ？

ケータ

それでも力になりたいよ

ケータ

友達だもん

光莉

(友達...)

光莉

笑

光莉

友達っていいものだね笑

光莉

フユニャンもそうだけど

光莉

君たちはとても暖かい子達だよ笑

光莉

目で見なくても分かる笑

ケータ

いやぁ//

光莉

私もみんなが困ったことあったら協力するよ笑

光莉

で、どうしよう？笑

ケータ

ε＝＼＿＿〇＿　ｽﾞｺｰ

ケータ

決めてないの？

光莉

じゃあまずこの前会った気持ち悪い男の人にあってみようかな笑

ケータ

あのクマがすごい人？

光莉

そうそう笑

光莉

絶対あの人私になにかしたんだよ

光莉

人間の時

光莉

だから殴ったらスッキリして煌炎くんが心配するようなことにならないかも笑

ジバニャン

うーん、まぁいいんじゃないかにゃん？

ケータ

そんな軽く

光莉

よーしじゃあ早速探しに行くぞー！

光莉

あ、いた

母親の元彼

ーーーーー

ケータ

(この辺、エンマが近寄るなって言ってた場所)

ケータ

ここ、なにか見覚えある？

光莉

ぜーんぜん

光莉

そもそも人間の時は目が見えてなかったし見覚えとかないよ

ケータ

それもそっか

光莉

ケータくんは出てきちゃダメだよ

光莉

付き合わせて悪いけど、あいつらはダメ

光莉

近寄ったら悪い菌がついちゃう

ケータ

う、うん

ケータ

(珍しく真面目な顔...)

光莉

ジバニャン、一緒に来てくれない？

光莉

ごめんね、あんな奴らに近寄って欲しくないけど

光莉

どうしても、1人で行ける気がしないの...

ジバニャン

(震えてるにゃん...)

光莉

(私は、何が怖いんだろ...)

光莉

(あいつらの)

光莉

(何が私をここまで震えさせるの...)

ジバニャン

手を握る

光莉

ありがとう笑

光莉

近づく

母親の元彼

ーーーーーー

光莉

(やっぱり、見た事ある...)

光莉

(どこで、私はこいつに何をされたの)

母親の元彼

ﾁｯあいつのせいで俺は指名手配される羽目になっちまったクソっ

母親の元彼

俺はただナイフ構えてただけだろうが

母親の元彼

あいつが飛び込んできたんだろ

母親の元彼

せっかく気持ちよくさせてやったってのに

光莉

ﾄﾞｸｯ

光莉

...飛び込んだ...、？

光莉

ナイフに...

母親の元彼

そもそもあいつの親が死んだのは俺のせいじゃねぇだろ

母親の元彼

自分で自分の親も止められなかった光莉のせいだ

母親の元彼

それを俺のせいにされてもーーーーーー

光莉

(光莉...私の名前...)

光莉

(親？止められなかった...？)

光莉

ﾊｧ...ﾊｧ

ジバニャン

光莉？

光莉

縄が目に入る

光莉

ﾋｯ

光莉

(なわ...縄...)

光莉

(そうだ...思い出した、私のせいであの人が死んで、私は、私の体を汚されたあいつが怖くて...)

光莉

(あれ、なんか違う...ような)

ケータ

光莉さん！！

光莉

ﾊｯ

光莉

え、な、何

ケータ

さっきから名前呼んでるのに反応ないから

ケータ

大丈夫？冷や汗凄いけど

光莉

大丈夫...笑

光莉

.....いや、ホントは大丈夫じゃない、

光莉

泣

光莉

怖い...怖い...どうしようもなく怖い

光莉

震えが止まらない...っ

光莉

嫌、こんな記憶いらない、

光莉

嫌ｯ泣

光莉

ﾊﾞﾀﾝ

ケータ

光莉さん？！

ウィスパー

と、取り敢えずエンマ大王様のところへ！

光莉

.......

エンマ

ﾁｯバカ光莉

エンマ

なんのために俺が遠ざけたと...

ケータ

ごめん、

エンマ

いやケータは悪くない

エンマ

どうせ、光莉が協力しろだの執拗く言ったんだろ

エンマ

光莉のお願いは極力叶えたくれって言ったのは俺だしな

ケータ

光莉さんの頼みだからってのもあったけど、

ケータ

光莉さんとエンマ大王の記憶も消えたままじゃお互い悲しいと思って元々俺から提案するつもりだったんだ

ケータ

守りたいのも分かるけど光莉さんの気持ちが1番大事だって思ったから、

エンマ

.........

ケータ

あっエンマの考えが悪いって言いたいわけじゃないよ、💦

エンマ

そうだな

エンマ

俺は光莉の世界を大きくしたいと、この世には綺麗なものが沢山あると知って欲しくて

エンマ

俺の片目光莉にやった

エンマ

本当はここまで人間に贔屓をすることも、関与することもいけないことなんだが

エンマ

どうしても光莉の嬉しがる顔が見たくてな

エンマ

これは俺のエゴだった

エンマ

その後のことだ

エンマ

光莉が自殺をする原因になったのは

エンマ

目が見えるようになったと気づいた光莉母親が目が気に食わないという理由であいつの片目をナイフで刺した

エンマ

その後自分の母親が首を吊って自殺した所を発見し、光莉は自分を責めた

エンマ

俺が、光莉に薄っぺらい同情とエゴなんかのために片目をやった結果がこれだ

エンマ

目が見えないままなら

エンマ

光莉の左目は今もあったかもしれない

エンマ

母親の死を見ることなく、実感することなく、自分をここまで責めることはなかったかもしれない

エンマ

光莉が自殺したのも全て俺のせいなんだ

エンマ

死んだ後でさえ、俺は光莉を傷つけた

エンマ

俺の最大の罪だ

ケータ

エンマ大王...

ジバニャン

エンマ大王さま...

光莉

何言ってるの?!

エンマ

？！

ケータ

？！

ウィスパー

？！

ジバニャン

？！

光莉

初めて見た煌炎くんの顔も空も、あの花畑も、星空も

光莉

綺麗だったんだよ笑

光莉

煌炎くんのおかけで知れたんだよ

光莉

やっと思い出せた煌炎くんとの思い出全部

エンマ

...光莉、

エンマ

思い出したなら俺のせいでお前が辛い思いをしたことも覚えて...

光莉

だから違うって！

光莉

確かに目のこともあの人の死も辛かったよ...

光莉

でもそれは娘として背負わないといけないことだから

光莉

逆に見えていて良かったんだよ

光莉

煌炎くんは私が全部思い出して壊れること心配してたみたいだけど

光莉

ほら私は大丈夫だよ笑

エンマ

無理をしているんじゃないのか？

エンマ

あの時のお前は、ずっと震えていて...

エンマ

あいつを見た時もそんな反応をしていた...

光莉

無理してないよ

光莉

私がね、1番怖かったのは

光莉

好きな人に嫌われることだよ

エンマ

...!!

光莉

死にたいと思ったのも煌炎くんが私を好きじゃないって知ったあと、体まで汚されちゃったからさ

光莉

もう会いたくなかったの、

光莉

これ以上私の弱いところも汚いところも全部見せたくなかった

光莉

だから全部忘れたいって言ったのは、そうすれば恥ずかしさが無くなるから

光莉

それに、煌炎くんが居なくなったら私は1人だったから、もうどうでも良くなっちゃったの

光莉

ごめんね、勝手に死んで

光莉

バカだよね、せっかくこんなに友達が出来たのに...友達の意味があの時はまだ分からなくて

光莉

相談したらちゃんと聞いてくれる子達がいたのに無視して、

エンマ

光莉...

次回♡19

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