君の心臓になりたい

先生〈それじゃあ

先生〈入院の手続きするね

先生〈頑張って一緒に治そうね

なおすって何を？

どこを？

悪い所なんてない…。

何を直せばいいの…。

結局理解出来ぬまま

入院する事になってしまった…、

ここから逃げ出したい。

そんな欲が強くある

どうしてだろう

もうどうでもいいはずなのに

あぁそうか。

僕は‪”‬死にたかったんだ‪”‬。

だから

だから

カッターも使えずに、紐も使えずに

何もできない。

たまに薬を飲めと、食べ物を食べろと

行ってくる奴がとっても不快だ

そんな思いで僕は抜け出した。

病室から。いや牢獄から

階段を登り続け

屋上に着いた。

不思議と嫌な感じはしなかった。

もう早く楽になろうそう思った…

でも…

先客がいたみたいだ。

彼は僕より先にいこうと楽になろうとしている

僕はその姿を見て嫌だと何故かとても思った

理由は分からない

つい声をかけてしまった、

ぎゅ

牢獄に！

仕方ない

仲良くなるまでは

一緒に生きていよう。

初めて手を握る感触は

心に温かさがずっと残った。

人の感情なんて

よく分からないからそれが普通だろう

児相では

子供の頃から

殴られるなんて当たり前で

泣いたら怒られるから泣けない

笑ったら舐めてるって言われるから

笑わない

何も言わないそれが1番だったんだよ児相では

なのに高校生で学校に通ってから

それは間違ってたんだなぁ

って気づいて…今更もう遅い

みんなからは気味悪がられて

先生も

味方してくれなかったな

初めて言われた

そんな言葉

初めて

目がとってもあつくなって

心がポカポカして

ずっとここに居たいって思える

この気持ち