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何度だって君に。1

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何度だって君に。1

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2019年02月11日

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フィア・オッドー

逃げろシュクワロ!

フィア・オッドー

アンタはこんな所で死んでいい奴じゃない!

シュクワロ・ラドア

フィア!お前…

フィア・オッドー

早く逃げろ!「奴」が追い付く前に!

シュクワロ・ラドア

でもお前は魔術師で、サポートにしか…

フィア・オッドー

攻撃系も出来る!だから安心しろ!行け!

シュクワロ・ラドア

わ、わかった!

遠い記憶。過去の記憶。

僕がまだ人間で、魔術師で、男で、勇者だった頃。

転生した時は驚いた。

1度死んだはずなのに、生き返っているから。

そして、『女』になっているから。

ソフィア・ラード

女になって何年経ったか…

マロス・ラード

どうしたの?ソフィア。起きたのー?

マロス・ラード

早く準備なさーい。

母さんだ。

ソフィア・ラード

母さん…

マロス・ラード

なあに、ソフィア。

ソフィア・ラード

本当に行かなきゃダメ?

マロス・ラード

ダメよー。メイドにならなきゃ。

マロス・ラード

あっ、お父さん起こさなきゃ。待っててね。

タンタン、と一定のリズムを刻みながら母さんは階段を上がって行く。

マロス・ラード

お父さーん、起きてー!

クロス・ラード

うぉう!?

階段下まで聞こえる声って、耳元で聞いたらぶっ壊れそうになるよな、当然。

両親が階段を降りてくる。

クロス・ラード

朝から母さんとソフィアの声を聞くと安心するよ。

マロス・ラード

あら嬉しい♡

ソフィア・ラード

ふーん。

クロス・ラード

ソフィア、準備しなさい。お父さんが送ってってあげるから。

ソフィア・ラード

もう荷物も入れたから、服を着替えるだけだよ。

クロス・ラード

おっ、偉いなー!ちゃんと前の日に準備出来て。

マロス・ラード

貴方がしてなかっただけじゃない。

クロス・ラード

あは、あはは…

ー着替え中ー

ソフィア・ラード

着替え終わったよ。

マロス・ラード

あら、似合ってるわねぇ。じゃあ行きましょうか。

クロス・ラード

あぁ、待って母さん。母さんはこっちにいて。

マロス・ラード

えぇ…?

クロス・ラード

もし襲われて、俺だけが死んだ時に、ソフィアは家族が居ないままになってしまう。だから、せめて安全な家に居てくれ。

マロス・ラード

もう、そこまで言うなら居るわよ。

クロス・ラード

じゃあ、行ってくるわ。

マロス・ラード

はい、行ってらっしゃい。

ー馬車の中ー

ソフィア・ラード

ねぇ父さん。

クロス・ラード

ん?

ソフィア・ラード

父さんって前世とか信じる?

クロス・ラード

さぁ?本当にあるかは知らないよ。でも、このご時世だからあるんじゃないか?

クロス・ラード

…って、こんなこと話してる間に着いたぞ。

ソフィア・ラード

うん、ありがとう。行ってきます。

クロス・ラード

行ってらっしゃい。

屋敷へと歩いて行く。

ラフィ・カリファ

ねぇ、貴女もメイドになる人?

ソフィア・ラード

うん、そうだけど。

ラフィ・カリファ

私もなの!仲良くしようね!

ソフィア・ラード

うん…

ラフィ・カリファ

やった!私、ラフィ・カリファ!ラフィでいいよ!

ソフィア・ラード

私はソフィア・ラード。適当に呼んでくれていいよ。

ラフィ・カリファ

分かった!んー、じゃあ、ソフィ!

ラフィ・カリファ

一緒に頑張ろうね!

ソフィア・ラード

あ、うん。

可愛い。物凄く可愛い。

ソフィア・ラード

こんな見た目だ。

もう、可愛い。

ラフィ・カリファ

ソフィ?どうしたの?

ソフィア・ラード

…あ、なんでもない。

ソフィア・ラード

それより、早く行かないと…

ラフィ・カリファ

そうだね、早く向かおう!

終わりっと!久しぶりに書いたわこんなもん。

それと、おまけを付けます。(私が昔書いた詩の様なもの)

題名「昨日今日明日明後日明明後日」

昨日の私は殺したんだ。

今日の私は殺される。

明日の私は明後日の私に殺されて、

明後日の私は明明後日の私に殺される。

皆は私を大事にしてるフリをして、

殺される私を陰で笑うんだ。

君は私を大切だと言ったね。

君も陰で笑ってた。

ほら、また笑ってる。

皆は私が嫌い。

君は私が嫌い。

私は皆が嫌い。

私は君が嫌い。

何で、助けてくれないの。

ていう、感じのやつです。可笑しいかな?

昔の私の思考ってこんなのなんだよねぇ。馬鹿みたいw

それでは次回でまた会いましょう!

(・ω・)/アデュー☆

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