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つぼみ
御館様
御館様
御館様
御館様
つぼみ
いちど流れた涙は止まることなく
御館様
御館様
御館様
御館様
御館様
御館様
御館様
私はどこか勘違いをしていた
この物語を知っているからと言って勝手にいろんなものを決めつけていて
それにこの世界の人たちにしてみればレールの上の人生を私が歩かせようとしていたってこと
もし私がその立場なら絶対に嫌だ
つぼみ
つぼみ
御館様
御館様
御館様に呼ばれた叶夢はひょこっと現れて私の隣に並ぶ
御館様
叶夢
叶夢
つぼみ
迷いのないきれいな目で私の事を見てくれる叶夢
私に勇気をくれる目
御館様
御館様
つぼみ
叶夢
御館様
つぼみ
叶夢
御館様に挨拶をして産屋敷を去る
御館様には半年後の柱合会議に来るようになんて言われて私たちはまた任務に戻った
柱になったからそれなりに鬼も強くなって
さすがに無傷ってわけにはいかなくて藤の花の家紋の方たちにお世話になりまくっていた
叶夢
つぼみ
三日間の休みを命じられら私たちは鬼殺隊になってから初めて部屋で一日ごろごろしていた
叶夢
つぼみ
叶夢
叶夢
つぼみ
確かに常識的には挨拶をしなきゃいけないけども
しのぶちゃんやみつりちゃんはともかく、伊黒さんや不死川さんに下手にあうとやばいきもするんだよね…
つぼみ
今考えると漫画で読むと面白いにしか考えらんないけど実際にかかわるとなると大変かも…
叶夢
つぼみ
伊黒さんにねちねち言われるところが自然に浮かんでしまう…
つぼみ
つぼみ
叶夢
叶夢
それからしばらくして隣から寝息が聞こえてくる
それにしても今はマンガのどの位置にいるんだろう
累くんのところは終わったのかな?
…わからない
それもこれも柱合会議に出てみないとわからないか
つぼみ
つぼみ
それからまた三か月くらいの月日がたったある日
つぼみ
つぼみ
叶夢
次は那田蜘蛛山にむかえー
つぼみ
事前に送り込んでいた隊員が殺されているー
お前たちのほかに2人の柱も向かわせるー
十二鬼月の可能性大ー!こころしてかかれー
叶夢
叶夢
つぼみ
その時師範が言っていた鬼の特徴を思い出した
上弦の鬼…だとしたら今回の私たちの敵は累くんだから違う
ていうかこんなことしてる暇ない
早くかけつかなきゃ、炭治郎くんたちが大けがしちゃう
つぼみ
叶夢の手を取って走り出す
私たちが戦力になるかわからないけど頼られているんだから
絶対に原作通りのあんなひどいけがなんてさせない
…多分ちょっと前までの私なら原作を変えることなんてできないって言うだろうけど
今は違う
確かにこの世界は私からしたら漫画の世界だけど、ここにいる人たちはちゃんと生きているから
私も私という役目を果たすんじゃなくて、私がしたいことをやっていこう
それに私には叶夢がいる
つぼみ
つぼみ
そしてこれが私の運命のカウントダウンのきっかけになるなんて、この時の私は考えるわけもなかった