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つぼみ

御館様…?

御館様

君の苦しみや悩みなんて私には考えられないだろう

御館様

それに一人じゃとても抱えきれなかったと思うよ

御館様

いきなり漫画という物語の世界に迷った挙句自分のせいで何かしらの影響が出るかなんて

御館様

1人で本当によく頑張ったね

つぼみ

ふ、ふぅ…

いちど流れた涙は止まることなく

御館様

もう一人で抱えないでいいんだ

御館様

何の根拠もないけどきみは柱になれる実力はあることは確か

御館様

だからみんなで変えていこう

御館様

この世界にいる私の子供たちはみんないい子たちばかりだ

御館様

もし何か起こっても君の事を責めたりしない

御館様

どうかな?

御館様

それでも柱になれないというのなら私もあきらめるよ

私はどこか勘違いをしていた

この物語を知っているからと言って勝手にいろんなものを決めつけていて

それにこの世界の人たちにしてみればレールの上の人生を私が歩かせようとしていたってこと

もし私がその立場なら絶対に嫌だ

つぼみ

…なります

つぼみ

叶夢とともに柱になっていろんな人たちの役に立ちます!

御館様

そうかい

御館様

叶夢もういいよ、こっちにおいで

御館様に呼ばれた叶夢はひょこっと現れて私の隣に並ぶ

御館様

叶夢もつぼみとともに柱になってくれるかい?

叶夢

…つぼみと一緒ならなります

叶夢

だって私たちはいつも一緒だもんね!

つぼみ

…うん!

迷いのないきれいな目で私の事を見てくれる叶夢

私に勇気をくれる目

御館様

じゃあ夢柱 星川叶夢

御館様

星柱 星川つぼみ

つぼみ

はい!

叶夢

はい!

御館様

これから頼んだよ

つぼみ

任せてください!

叶夢

私たちのできる限り頑張ります!

御館様に挨拶をして産屋敷を去る

御館様には半年後の柱合会議に来るようになんて言われて私たちはまた任務に戻った

柱になったからそれなりに鬼も強くなって

さすがに無傷ってわけにはいかなくて藤の花の家紋の方たちにお世話になりまくっていた

叶夢

ねぇつぼみ

つぼみ

ん?なに?

三日間の休みを命じられら私たちは鬼殺隊になってから初めて部屋で一日ごろごろしていた

叶夢

あのさ、柱って私たち以外にもいるんだよね?

つぼみ

そりゃね

叶夢

顔合わせはしないのかな?

叶夢

ていうか私たち挨拶しなくていいのかな?

つぼみ

うーん

確かに常識的には挨拶をしなきゃいけないけども

しのぶちゃんやみつりちゃんはともかく、伊黒さんや不死川さんに下手にあうとやばいきもするんだよね…

つぼみ

どうなんだろうね…

今考えると漫画で読むと面白いにしか考えらんないけど実際にかかわるとなると大変かも…

叶夢

柱合会議のときにあって嫌味とか言われたらどうしよう…

つぼみ

あはは…

伊黒さんにねちねち言われるところが自然に浮かんでしまう…

つぼみ

まぁとりあえず文句言われないようにちゃんと体休めて実績を残せばいいんじゃないの?

つぼみ

どうせ御館様から皆さん私たちの事は聞いてるだろうし

叶夢

そっかぁ

叶夢

そうだね!とりあえず今は休もう!

それからしばらくして隣から寝息が聞こえてくる

それにしても今はマンガのどの位置にいるんだろう

累くんのところは終わったのかな?

…わからない

それもこれも柱合会議に出てみないとわからないか

つぼみ

あぁーせっかくの休みなのに私何してんだろ

つぼみ

ねよ…

それからまた三か月くらいの月日がたったある日

つぼみ

カラスくん!

つぼみ

お次の任務は?

叶夢

どんどんやっちゃうよ!

次は那田蜘蛛山にむかえー

つぼみ

え?

事前に送り込んでいた隊員が殺されているー

お前たちのほかに2人の柱も向かわせるー

十二鬼月の可能性大ー!こころしてかかれー

叶夢

十二鬼月…

叶夢

もしかしたら師範を殺した鬼かもしれないってこと

つぼみ

そうだね…

その時師範が言っていた鬼の特徴を思い出した

上弦の鬼…だとしたら今回の私たちの敵は累くんだから違う

ていうかこんなことしてる暇ない

早くかけつかなきゃ、炭治郎くんたちが大けがしちゃう

つぼみ

叶夢!早く行こう!

叶夢の手を取って走り出す

私たちが戦力になるかわからないけど頼られているんだから

絶対に原作通りのあんなひどいけがなんてさせない

…多分ちょっと前までの私なら原作を変えることなんてできないって言うだろうけど

今は違う

確かにこの世界は私からしたら漫画の世界だけど、ここにいる人たちはちゃんと生きているから

私も私という役目を果たすんじゃなくて、私がしたいことをやっていこう

それに私には叶夢がいる

つぼみ

大丈夫

つぼみ

私たちなら!

そしてこれが私の運命のカウントダウンのきっかけになるなんて、この時の私は考えるわけもなかった

その命お助けします!

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