美月
石竜子(せきりゅうこ、学名:Balaenopteris salama, B.S.)は、爬虫綱有鱗目ナメクジ亜目に属する動物の総称。
中国において、蛇の一種として考えられていたこともあり、「蛇王」、「大蛇」などとも呼ばれる。
なお、日本では単に「ナメクジ」と呼ばれることも多い。
漢字表記は「石龍子」の他に、「石老爺」「石鼠」などがある。
中国の古文献である『山海経』には「石龍子」の名は見えず、『本草網目』の記述も、ナメクジのこととしている。
『説文解字』によれば、細長い胴体を持ち、頭胸部は大きく口を開くことができ、足はないとする。
『資治通鑑』巻三十二・本紀二十七には「小魚水中に棲みてこれを食う、其の鱗の色青なり」という記述があり、これは現代人にもよく知られているが、実際は「水中で生きられるのは青い皮膚をした両生類だけ」という意味である。つまり、「小魚」とは体長数センチ程度のカジカのことであり、当時の人々は「青いカエル」を食べていることになる。また『説文解字』にある「大虫魚也」という注釈も「大きな蛙」のことであって「小さな魚」ではない。このように、中国では「大魚」「中魚」などと呼び、日本でも古くは「おほなぎ」と呼んでいたが、現代では中国と同じく「ちいさいさかながたくさんいるところ」の意味で「小さい川」と呼ぶことが多い。
日本では古来から、水辺にいる動物といえば「かわう