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果歩が私の部屋から出ていった後
美冬（姉）
（...ありがとう。果歩）
美冬（姉）
（私、果歩がいて安心する）
お母さん
果歩ー
お母さん
ご飯できたよー！
果歩（妹）
はーい！
果歩（妹）
お姉ちゃん
果歩（妹）
ご飯できたって
美冬（姉）
うん...
美冬（姉）
（お母さん...用意してくれてないだろうな...）
私と果歩は階段を降りて行った
お母さん
じゃあ食べよう！
果歩（妹）
うん
美冬（姉）
私のは？
お母さん
は？ある訳ねえだろ💢
美冬（姉）
そんな...
お母さん
部屋から出てくるな💢
美冬（姉）
はい...
果歩（妹）
（お姉ちゃん...）
お母さん
果歩、食べよう！
果歩（妹）
うん...
果歩（妹）
ごめん、部屋で食べていい？
お母さん
いいよ
お母さん
後で食器取りに来るから廊下に置いておいて
果歩（妹）
分かった
その頃部屋では
美冬（姉）
ｸﾞｽｯ...
私は部屋で泣いていた
美冬（姉）
（私何か悪いことしたのかな...）
果歩（妹）
お姉ちゃん
果歩（妹）
入るよ？
美冬（姉）
うん
ｶﾞﾁｬ
果歩（妹）
これ...ご飯
美冬（姉）
え...いいの？
果歩（妹）
うん。食べて
果歩（妹）
お腹すいてるでしょ？
美冬（姉）
うん...ありがとう
美冬（姉）
ごちそうさま
果歩（妹）
え？全然食べてないじゃん
果歩（妹）
食べないの？
美冬（姉）
うん...ちょっと食欲がなくて...
果歩（妹）
...
美冬（姉）
でもありがとう
美冬（姉）
凄く嬉しい
果歩（妹）
ううん。そんなことないよ
ﾄｽｯ、ﾄｽｯ
果歩、美冬
（！）
果歩、美冬
（お母さん来た！）
果歩は慌てて部屋を出た
お母さんが私の部屋に入ってきた
お母さん
おい
お母さん
降りて来い
美冬（姉）
はい...
すると...
お母さん
食え
美冬（姉）
え...
お母さん
食わなきゃ殴る
置かれていたのは、私がアレルギーのピーナツだった
美冬（姉）
（アレルギーなの知ってるのに！）
私は恐る恐る食べた
美冬（姉）
（うっ！）
なんとか食べた私は蕁麻疹を袖で隠して二階に上がった
私は部屋に入り、ベッドに入った
ﾊﾞﾀﾝ！と壁から音がした
果歩（妹）
何？何の音？
果歩は音のした美冬の部屋に行った
美冬（姉）
ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ
果歩（妹）
お姉ちゃん！？どうしたの！？
美冬（姉）
お母さんに...ｹﾞﾎｯ
果歩（妹）
酷い蕁麻疹...まさか...
果歩（妹）
（どうにかしないと！）
美冬（姉）
ｹﾞﾎｯ、うぅ...
果歩（妹）
夜中まで頑張れる？
美冬（姉）
うん...ﾊｱ...ﾊｱ...
果歩（妹）
（夜に誰かに助けてもらうしかない）
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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