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某廃ビル屋上。
正直、ここまでうまく行くとは思わなかった。
アンダープリズンの問題は、お上の方々が責任の押し付け合いをし、結局のところあやふやにして終わらせようとしている。
そうでなければ、自分が証拠不十分で釈放なんてことはない。
しかも、あまりにも釈放までの期間が短すぎる。
それだけお上の方々は今回のことを公にしたくない。
中嶋
中嶋
中嶋
中嶋ことレジスタンスリーダーは、煙草をくわえると火を点ける。
中嶋
中嶋
中嶋
振り返った瞬間、冷たいものが背中に突き立てられた感覚があった。
中嶋
中嶋
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中嶋が良く見知った顔。
その人物は中嶋の背中から刃物を抜くと、今度は懐に潜り込んで、腹部を刺す。
中嶋
それは、あまりの不意打ちだったからか、それとも完全に気を抜いてしまっていたからか。
中嶋にはどうすることもできず、されるがままに刺されるだけ。
中嶋
中嶋
中嶋
中嶋
中嶋の意識は遠くなっていく。
腹部からは大量の出血。
背中は痛みを通り越して熱い。
中嶋
中嶋の脳裏に、まるでフラッシュ暗算であるかのごとく、忙しなくこれまでの人生が映し出される。
ただし、なぜかレジスタンスリーダーとして例の事件を引き起こした場面だけは、焼きつくかのごく、ゆっくりと目の前に流れては消える。
まるで何者が、中嶋の罪を思い知らせるかのように。
何者かが、それを押し付けるかのように。
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その人物は、ただ中嶋が絶命するのを待つかのごとく、刃物を片手に笑みを浮かべる。
中嶋
中嶋
呼吸をするだけでも辛くなってきた。
体が自然と生命を維持しているのではなく、中嶋が自らの意思で維持しようとしているような状況。
呼吸をすることすら、意識するのを忘れたら、そこで止まってしまいそうだ。
中嶋
中嶋
それが中嶋ことレジスタンスリーダーの最期の言葉となった。
それを聞き届けた人物の表情は――きっと歪んだような笑顔だったに違いない。
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