テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
121
2,017
家を出発してから数十分後
向かったショッピングモールの広場で
大きなツリーが目に飛び込んできた
拓郎
美結
郁美
クリスマスイブと言うこともあって
道路には駐車場に向かう車の列ができていて
たっくんの車もその列に並んでいた
早く間近でツリーが見たくて
少しずつ動く車の窓からツリーずっと見つめていた
ツリーの回りにはたくさんの人が集まっていて
こんなにもたくさんの人を見たのは
前に連れてってもらった動物園以来だった
やっと駐車場に入ることができて
車を停めて外に出ると
いっちゃんが私の手をぎゅっと握る
郁美
郁美
拓郎
その直後に大きな車が横を通り
ちょっぴり怖くて
美結
お願いすると
拓郎
たっくんが反対の手を握ってくれて
そのまま店内へ
郁美
美結
拓郎
美結
こんなにも楽しい時間
大好きな二人と
初めてのショッピングモール
とにかくお店がいっぱいあって
でも私は早くツリーが見たくて
他のお店には目もくれなかった
広場にはまだたくさんの人がいて
ツリーの前で写真を撮ったり
歌を歌っている子もいた
何とかツリーの前まで来ると
いっちゃんは両手を握ってお祈りをしていた
拓郎
郁美
いっちゃんは何度かお祈りをした後
私の頭をポンポンってしながら
郁美
郁美
美結
郁美
郁美
郁美
拓郎
普通の四歳児なら
お人形が欲しいとか
おままごとセットが欲しいとか
色んな欲しいものが浮かんでくるはず
でも私には何もなかった
プレゼントなんていらない
二人がそばにいてくれればそれでいい
拓郎
美結
郁美
美結
拓郎
拓郎
美結
美結
この発言でまたしてもたっくんの涙腺が緩み
拓郎
拓郎
郁美
郁美
拓郎
二人がそばにいてくれれば
他にはなんにも要らなかった
コメント
4件
