赤ずきん
母
赤ずきん
赤ずきんは森の中のおばあちゃん家に向かっていました。
森の中、腕にカゴをぶら下げて鼻歌交じりに森を歩みます。
赤ずきん
すると、木の影からガサリと音がしました。
赤ずきんは驚いてそちらに目を向けます。
すると何やら大きな影が木に隠れているじゃありませんか。
赤ずきん
赤ずきんは迷子の人かもしれないと声かけました。
すると影は立ち去ろうとしたのです。
赤ずきんは慌てて止めます。
赤ずきん
赤ずきん
すると影はこわごわと顔を出してきました。
狼
赤ずきん
なんと、大きな影の正体は狼だったのです。
赤ずきんは驚きのあまり身体が動きませんでした。
狼
狼
狼は大きな身体には似つかわしくない優しい声で言いました。
赤ずきんはそれを見てこの狼さんはきっと悪い狼さんじゃない、
そう信じました。
赤ずきん
赤ずきん
狼
赤ずきん
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
赤ずきん
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
狼
赤ずきん
狼
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
狼
こうして赤ずきんは優しい狼と別れを告げ、
お花畑に向かいました。
狼は初めて人間と会話ができてとても喜んでいました。
そのまま狼は近くの木で昼寝をしました。
しかしそれほど経たず目を覚まします。
赤ずきんの匂いがするのです。
匂いは道の真ん中からしました。
木から降りて匂いの元を確かめます。
狼
狼
そう、赤ずきんは髪飾りを落としてしまったのです。
狼は慌てて花畑に向かいます。
無くしたらきっと赤ずきんが悲しむと思ったのです。
しかし花畑に赤ずきんの姿はありません。
狼
狼は空を見上げます。
太陽は赤ずきんと別れを告げてからあまり動いていません。
赤ずきんはすぐおばあちゃんの元へ向かってしまったのでしょうか?
とにかく狼は慌ててあのレンガの家に向かいます。
森の中にある家はあそこだけです。
狼は髪飾りを大事に抱えて駆け出しました。
そこまで経たずレンガの家が見えました。
こっそり家に近づいて窓から家の中を覗きます。
しかしカーテンがしまっていました。
狼
狼
家の前をうんうん唸りながら行ったり来たりしていると、ガチャッとドアが開きました。
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
赤ずきんは狼を快く家に歓迎しました。
狼はそのことに感激し、家に入らせてもらいました。
狼
狼
家に入った途端、篭っていた家の中の匂いが鼻につきました。
その匂いはとっても濃厚で、狼は思わず鼻を抑えました。
狼
狼
狼
そう、家の中は血の匂いが充満していました。
そこで狼は気づいたのです。
赤ずきんの赤いすぎんに、赤黒いシミがついてることに。
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼はきっと魚か何かを捌いたのだろうと思いました。
だって赤ずきんが招いてくれたのです。
危険なわけがありません。
狼
赤ずきん
狼
狼
狼が指さした布団は確かに真っ赤でした。
それに布団がこんもり盛り上がっています。
何かを入ってるのでしょうか?
どうやら匂いはあそこから漂っているようです。
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼はわけがわかりませんでした。
とっても恐ろしいことを話してるのに、
赤ずきんは狼と初めてあった時と同じ笑顔を浮かべていました。
赤ずきん
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
赤ずきんはテーブルに置いてあったカゴから
真っ赤な金槌を取り出しました。
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狼
狼
狼
狼はまだ赤ずきんを信じていたのです。
きっと優しい赤ずきんなら罪に気づいて償ってくれると思ったのです。
気づいたら狼は赤ずきんにじりじりと近づいていました。
逃げてしまったら大変だからでしょう。
しかしその時です。
狩人
狼
大きな音を立てて扉を開いたのは森の狩人でした。
猟銃を狼に構えます。
狩人
狩人
狼
狩人
狼
赤ずきん
狼
狼
金切り声を上げたのは他でもない、
赤ずきんでした。
狼は聞き間違いかと赤ずきんを凝視しました。
だって狼は赤ずきんに何もしてないではありませんか。
しかし赤ずきんは先程までの言葉が嘘のように涙を流しました。
赤ずきん
狼
狼
狩人
狩人
狩人
狼
狼
狼
赤ずきん
赤ずきん
赤ずきん
狼
狼
狩人
銃声が響きました。
何度も何度も響きました。
赤ずきんに近づく狼を狩人が撃ったのです。
狼はあっという間に息をしなくなり、
床に倒れてしまいました。
狩人
赤ずきん
狩人
狩人
赤ずきん
赤ずきん
狩人
赤ずきん
狩人
赤ずきんは台所に消えていきました。
そしてすぐあるものを持ってきて戻ってきました。
赤ずきん
途中で狼の足につまづきましたが、
ゴミを払い除けるように足で退かすと狩人さんにアレを差し出しました。
赤ずきん
赤ずきん
こうして赤ずきんは狼から助かり、無事お家に帰れました。
このお話が事実かはわかりませんが、
人も動物も見かけによりませんね。
作者です。
これは全くの創作です。
しかし赤ずきんの名前がメイジーというのは実際の本にあります。
まあ、あくまでホラーテイストの赤ずきんです。
人も動物も見かけによりません、
どうかお気をつけを。
コメント
2件
他の作品も含め、コメントありがとうございます!どのコメントもとても嬉しく、励みになりました!(‐^▽^‐)
赤ずきん…あ、悪魔だ…