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バチバチバチ、と窓を激しく叩くゲリラ豪雨の音。和葉(吉田仁人)は、サエないビニール傘を一本だけ差し、ずぶ濡れになりながらアパートの前に立っていた。その時、暗闇を切り裂くように走ってきた蓮(佐野勇斗)が、和葉の肩をがっしりと抱き寄せた。
蓮(勇斗)
和葉(仁人)
蓮は和葉を自分の大きな傘に引き入れ、そのまま有無を言わさず部屋へと連れ帰った。冷え切った体を温めるため、狭いユニットバスの湯船に、二人は一緒に入ることになる。湯気で白く煙る浴室。
蓮(勇斗)
湯船の中で、蓮が和葉の細い手首を水中で掴んだ。逃げられない。至近距離で見つめ合う二人の視線。蓮の濡れた前髪から、ぽつりと水滴が和葉の鎖骨に落ちる。
和葉(仁人)
蓮(勇斗)
蓮の目が、いつもの幼馴染みのそれではない、熱い男の光景に変わる。
蓮(勇斗)
蓮の顔が、和葉の唇へ向かってゆっくりと近づいていく。和葉は恐怖ではなく、胸の奥の甘い疼きに震えながら、ただじっと目を閉じた。――だが、あと数センチというところで、蓮は動きを止め、切なそうに笑って和葉の額に優しく自分の額を押し当てた。
蓮(勇斗)
それは、蓮の「本気の告白未遂」だった。和葉は、トクベツな関係の始まりを予感し、激しく脈打つ心臓の音を必死に隠すことしかできなかった。
コメント
1件
いやっ、もう、この雨の夜の感じからしてドキドキしたわ! 蓮がずぶ濡れの和葉を捕まえて「探したぞ」って、あの強引な感じがたまらん。湯船の中で手首掴まれて「限界なんだけど」って、声に出して「ひゃっ」てなったわ。最後の「なんてね」で引くところがまた蓮らしくて、甘くて切ない。続きが気になりすぎる🔥