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コメント
14件
私が涙もろいからかもしれないんですけど途中からずっと泣きながら見てました😭
え、すご え、そら色様は発想の神様ですか?
バン ッ
夢 叶
不吉な音がコダマした 数秒後
ドカ ン ッ
夢 叶
武 道
発砲音
それから 爆発音
二つの音が鳴り 熱い風が靡いた
夢 叶
音の正体に すぐ様心当たる
恐らく望々ちゃんが この建物を爆破した
自分の命を 代償にして
夢 叶
武 道
武 道
そう言って 駆け出そうとした
── 時だった
ごう。と
そんな音がして 辺りが炎に包まれる
武 道
夢 叶
それはまるで 地獄の炎の様な
一瞬にして 闇をも呑み込んだ獄炎
夢 叶
今更気づいた事実に 胸が締め付けられる
夢 叶
そっか 望々ちゃん
貴女は 死んでも尚
私達を 殺す気なんだ
夢 叶
悔恨か
憤怒か
はたまた希望か
夢 叶
そんな複雑な感情の狭間
燃ゆる炎が 私の心を灯した
夢 叶
私はそう呟き
最後の悪足掻きにと
武 道
武 道
慌てふためく お兄ちゃんを
お姫様抱っこの容量で 抱きかかえ
夢 叶
夢 叶
夢 叶
武 道
武 道
とん、と
最愛の兄を
夜の闇へと 突き堕とした
夢 叶
夢 叶
そう呟いた瞬間
地獄の炎が 私を焼き尽くした
それから 最悪の日々が始まった
竜 胆
竜 胆
ト ン ッ
グチ ャ ッ
生き残った灰谷竜胆は 兄の後を追い自殺
七 葉
七 葉
七 葉
ポチ ャ ン 、
鈴宮七葉は その後失踪
防犯カメラには
海に落ちる彼女の姿が 捉えられていた
その後
焼死体のほとんどが 反社の人間だったためか
「 花垣夢花 」
「 佐野万次郎 」
「 三途春千夜 」
「 鶴蝶 」
「 九井一 」
「 灰谷蘭 」
その全員の遺体は
俺達遺族の元に 戻る事はなかった
そして 俺は
武 道
武 道
武 道
妹も
総長も
幼馴染も いない
今まで通りの
でも今までとは確かに 何かが違う
そんな日常を 揺蕩っていた
それから 一年
今でも 妹の最期を想い出す
夜の闇へと 俺を突き堕とし
優しく微笑む 妹の顔が
脳裏に焼き付いて
忘れる事を 許してくれない
何度も繰り返す フラッシュバックに
耐えられなくなった 俺は
みんなのいる世界に
逝こうと思う
だから
止めないでくれよ 夢花
ヒ ュ ー
武 道
冷たい夜風が 頬を撫でる
「 こっち来るの? 」
ふと そんな声がした
武 道
武 道
「 ... そっか 」
「 ごめんね、お兄ちゃん 」
何でお前が謝るんだよ
守れなかった 俺が悪いのに
「 ... ヒナちゃんは? 」
武 道
武 道
「 ... それでいいの? 」
武 道
「 ... 」
「 お兄ちゃんも 」
「 幸せになっていいんだよ 」
武 道
頼むから そんな事言うな
俺の欲だけで 夢花にそんな事言わせるな
「 私、幸せだったよ 」
「 だって ── 」
武 道
やめろ
やめてくれ
夢 叶
夢 叶
武 道
武 道
「 バイバイ、お兄ちゃん 」
「 幸せにね 」
武 道
武 道
俺の叫びだけを遺して
この物語は幕を閉じた
1 2 月 2 5 日
クリスマスの
否
1 2 月 2 5日
妹の誕生日を 最期にして
b a d e n d
♡ 2000