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82 - 『辛い日々』

♥

110

2024年03月18日

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和也side

和︎︎𓂃𓈒𓏸

大ちゃん痩せたな〜

大︎︎𓂃𓈒𓏸

ご飯ちゃんと
食べれんかってん

和︎︎𓂃𓈒𓏸

じゃあ今日は俺が
大ちゃんの好きなもん
作ってあげる!

大︎︎𓂃𓈒𓏸

ありがとう...ふぅ

玄関に着いて靴を脱がす

前はこのくらいは自分でやってたのに

今は危なっかしく見てられない

細い手で何とか脱ごうとしてたけどその手は震えていた

和︎︎𓂃𓈒𓏸

大ちゃんいいよ、俺がやる

大︎︎𓂃𓈒𓏸

...ごめん。ありがとう

俺の目には気付かないうちに涙が溜まってた

恭︎︎𓂃𓈒𓏸

大吾くん!おかえり!

大ちゃんをリビングに連れていった みんな楽しみにして待っていた

駿︎︎𓂃𓈒𓏸

大吾くんおかえり!

流︎︎𓂃𓈒𓏸

大ちゃん...ギュッ

大︎︎𓂃𓈒𓏸

りゅうせ...ちょっと痛い

流︎︎𓂃𓈒𓏸

あ!ごめん笑

謙︎︎𓂃𓈒𓏸

大吾くーん!

大︎︎𓂃𓈒𓏸

みんなただいま

・ ・ ・

夜ご飯を食べてる時だった

流︎︎𓂃𓈒𓏸

大ちゃん隣座ってもいい?

大︎︎𓂃𓈒𓏸

うん

和︎︎𓂃𓈒𓏸

じゃあ食べよか!

謙︎︎𓂃𓈒𓏸

いただきまーす!

大ちゃんはずっとご飯を食べようとしない

丈︎︎𓂃𓈒𓏸

大吾?どしたん?

恭︎︎𓂃𓈒𓏸

早く食べないと
冷めちゃうで?

駿︎︎𓂃𓈒𓏸

大吾くぅーん?

流︎︎𓂃𓈒𓏸

大ちゃん?大丈夫?

大︎︎𓂃𓈒𓏸

...食べられへん...グスッ

和︎︎𓂃𓈒𓏸

大ちゃん...

大︎︎𓂃𓈒𓏸

...ごめん...
ごめんなさい...グスッ

丈︎︎𓂃𓈒𓏸

泣かへんの、いいよ
お腹空いたら食べよな

大︎︎𓂃𓈒𓏸

...もう寝るね。おやすみ

和︎︎𓂃𓈒𓏸

待って、布団そこに
敷いてあげる

大ちゃんが痩せた理由は一つ

ご飯が受け付けなくなったみたい。

ずっと点滴で栄養補給をしてた大ちゃんにとって 食事程辛い時間はないみたいだった。

俺は痩せ細った大ちゃんの身体を支えて リビングの横の和室に寝かせた。

大︎︎𓂃𓈒𓏸

ごめんね......ありがと

そう言って俺の頭を撫でてくれた。

俺は涙が止まらなかった。

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