ジリリッ!ジリリッ!ジリリリリリリッ!
スレイブ
うるせぇんだよ!ボケが!
スレイブ
睡眠障害になるだろうが!
ジリリリリリリリリリリッ!
スレイブ
ああっ!何でボタン押しても止まらねぇんだよ
スレイブ
てか何で上級魔法でこわれねぇーんだよ
ジリリリリリリッジェネリックジリリリリ
スレイブ
くそーバカにしやがってぇー!
ピロリンッ
スレイブ
ん?
スレイブ
エクスからのメッセージ?
エクス
(スレイブちゃんおはよう)
エクス
(今日から高等部の新学期が始まるね)
スレイブ
は?新学期?
エクス
(もう式は終わって、聞いておかないといけない超重要な話は終わったけど)
エクス
(なんなら出席点ていう、初回なんと10点ボーナスみたいなの取り忘れてるけど)
エクス
(そんなの今からどうにもならないから大丈夫だよ♪)
エクス
(明日から本格的に授業始まるから、スレイブちゃんに会うのが楽しみだよ)
スレイブ
あああっ…
エクス
(じゃあまたね)
スレイブ
くそ……まて…
スレイブ
待て待て私…
スレイブ
今から全力で身支度をすまし、限界ギリギリで魔力を足に集中させれば
スレイブ
今からでも十分間に合う…
スレイブ
そうだ!着いてしまえばあとは何とでもなる!
スレイブ
諦めるなんて私らしくないじゃないか!
スレイブ
…その後、私は四肢の筋肉が悲鳴を上げるほどの手業と脚力で身支度を済ませ
スレイブ
何よりも楽しみにしているご飯を食べる事を諦め
スレイブ
全力で玄関へと向かい
スレイブ
限界まで練り上げた魔力を足に集中させると玄関を飛び出した
スレイブ
その時…
スレイブ
時計の針はすでに、午後5時を回っていた…