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今回は、ryokちゃんの病みの小説を書きます✨️

それでは、どうぞ!

ベットの上で、膝を抱えながら座る。

                    

ryok

…はぁ、

最近、なんだか気持ちが晴れなかった。

理由は……分からない。

何に、悩んでいるのか。

何に、苦しんでいるのか。

よく、分からなかった。

まるで、輪郭が無い。

【この世では無いもの】みたいで、恐怖を感じた。

ryok

っ、ハァッ、はぁ…

悩みを意識してしまうと、息が苦しくなる。

何かしらで、紛らわしたかった。

そう思って、したことは【頬をデコピンする】こと。

自分でも不思議に思うことだけど、 してみると少しだけ頭が冷えるから、よくやってる。

そして今日もまた、頬をデコピンする。

パッ

当たった所が、じわじわと痛みを感じていた。

いつもなら、こうして冷静になる。

でも、今日は違った。

しても、頭はスッキリしなかった。

何回か、やってみる。

パッ、パッ、パッ

デコピンで使う親指と中指も、段々と疲れてきていた。

何か、他の方法はないかな?

それを探しに、部屋を出る。

ryok

さむっ……

先週までは、暖かな日が続いていたのに。

廊下に出ると、冷やされた空気が体に染みた。

冷やされた空気で、頭も冷やすことが出来て。

これなら、自分が何に悩んでいるか、分かるかも。

それを考えつつ、リビングへ向かった。

           

自分は、何に悩んでいるのか。

リビングに着くと、分かった気がする。

それは、

           

ryok

僕は、2人のそばにいていい存在…?

             

mtkとwki。

少なくても、この2人は『もちろん!』 と言ってくれるはず。

それでも、疑っちゃう僕がいる。

駄目だよね、 大切にしてくれている2人が言ってくれているのに…

ryok

は、はっ……

本当は、笑えなかった。

笑わなきゃ…僕らしく、ない……

笑顔じゃない僕は、要らない……

ryok

グスッ、はぁ、ハッ…ングッハァッ……ゔぅ…っ……

僕、泣いてるの…?

僕らしく、ないよ……

こんな僕、嫌いだよ……

2人の気持ちと、僕の気持ちが違う。

それが、2人に申し訳なくて。

気づけば、僕は洗面台の方へ向かっていた。

洗面台に来て、頭を冷やしたかった。

僕は、水を出した。

頭を水で浴びたかったから、前屈みになった。

じわじわと、水は髪の毛を濡らしていった。

ryok

気持ち、いっ……

髪の毛が全体に濡れたところで、頭を上げる。

濡らした髪の毛から、水が滴る。

滴った水は、服に吸い込まれていった。

頭は冷やせても、心の中は黒いモヤに囲まれていた。

どうにかして、出せないかな。

洗面台の周りを探す。

それを見つけた途端、した後のことを考えると、 幸せな気持ちになった。

僕が見つけたものは。

小柄だけれどよく切れる、カミソリ。

それを手に取り、腕に当てる。

ryok

っ……ハァー……

昂る気持ちを鎮める。

そして、横にずらす。

ryok

ゔ、あ……!

痛い、痛いよ。

切り口に、空気が染みる。

ryok

グスッ、ハァ、ハァッ…ングッハァ、ハァッ…

痛みからなのか、後悔からなのか。

涙が止まらなかった。

ryok

ゔぅぅ……

ますます、僕が嫌いになった。

少しでも償おうと、またカミソリを当てて、 横に切った。

何回、切ったんだろう。

無我夢中で、切っちゃった。

力が抜けて、洗面台の中にカミソリが落ちる。

ryok

ぁ、……

目の前には、鏡に映る僕。

濡れた前髪が顔を隠していた。

そんな姿は、あまりにも惨めで。

ryok

何してんだろ、笑

さっきまでやってたことが、馬鹿らしく思えてきた。

こんな顔、やだ。

頬を引っ掻いてみる。

引っ掻いた所からは、切り口と一緒に血が現れた。

もっと、もっとやらなきゃ。

やらないと、僕が許せなかった。

そうして、僕は何度も引っ掻いた。

             

1話はここまで、となります✨️

読んでくださり、ありがとうございました!(´▽`)

僕は、いてもいいんですか?

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