月の国の使者
不死の仙薬を変わりに置いていきます…
帝
.......
帝付きの人
(これは仙薬というより...)
人間だ。
かぐや姫が月に帰られてから帝は魂が抜けたようになってしまった、時折陰陽師に意見を聞いているがもう戻らないそうだ。
それよりも不死の仙薬なるものだ
あれはどう見ても人間ではないか!
帝付きの人
如何なさいましょうか、住む場や食事など...
帝
燃やせ…
帝付きの人
は、はい?!
帝
燃やせと言っている。この国で最も高い山で、さすれば月のかぐやにも届くだろう。
帝
余はかぐやの居ない世界で不老不死になどなりたくも無い
何も燃やさなくても...しかし、帝の命令は絶対だ。
帝付きの人
済まない、どうか化けて出ないでくれ
我々は死ぬために登らされているのだ。
まるで罪人のように。
雇われ人
早くしろ!ったくグズグズしやがって
仙薬の人
うちに帰りたい……お母様、お父様
???
(いくら何でも酷すぎる)
???
(帝はどうしてしまったんだ、あの女に出会ってから変わられてしまった)
その衆の中で最も幼い14の少女がいた。
私
...........
すると
妖怪
我々にその不死の仙薬を寄越せ!
雇われ人
な、なんだ妖ども!それはならぬ、帝の命を遂行するのが我らの仕事だ!
妖怪
要らぬものを寄越せと言っているのだ!どうせ燃やすのだろう!
雇われ人
っ.......だが!そうだ!晴明様!
安倍晴明
(ここは穏便に済ませたい、が)
この騒ぎに乗じて哀れな仙薬を逃がせるのではないだろうか
安倍晴明
(ひと暴れするか)
突然大きな白い虎が現れ、妖怪たちの前に立ち塞がった
その影で小さな赤い鳥が我々を誘導した。
私
(逃げられる!鳥が導いているわ!)
無我夢中で山をおりた。途中仲間が何人も討たれた。私だけは逃げ延びた。
逃げた先は......
そう、美しい白髪の.......
ーー様
お前は..........
部長
....の.....し...しの、おーい起きてますかー|・д・)オキテル?
美玲
め.....い..............んー、なんだ部長かぁ
部長
よし、起きてないな!
美玲
起きたわーーー!!今!
美玲
うわー、頭痛い。何これどゆ状況?は?ルルカは?
部長
皆さんもうお帰りになりましたゼ✨今の時間だけど......
・・・。
美玲
ぎゃぁぁ!ᕙ( ˙꒳˙ )ᕗᕙ( ˙꒳˙ )ᕗᕙ( ˙꒳˙ )ᕗ
美玲
門限んんんん!!!
部長
送ってく〜
美玲
(あれ、さっき私部長のことなんて呼ぼうと...あとあれって、夢?)
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コメント
24件
美玲ちゃん門限大丈夫だったかな…?
謎が多い……まぁそんなとこもこの話のいいところだ!