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『お餅』🌹
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夜の歩道橋。下を走る車のライトが冷たく流れていく
真司はスマホの画面をスクロールしている。SNSには友人の結婚報告、マイホーム、子供の写真
真司
真司
真司
シロ
シロ。いつものように現れるが、真司のスマホの画面をジッと見つめている
真司
シロ
豪華な葬儀場。白を基調とした綺麗な祭壇。霊体の真司とシロ
真司
参列者A
参列者B
真司
シロ
真司
シロ
シロが黒いノートを開き、真司の魂を吸い込む。真司の姿が消える
ピコン! とシロのスマホから大きなアラート音が鳴る。背景は黒のまま
【通知:死神派遣本部】 『おめでとうございます。今月のノルマ(100人)を達成しました。契約に基づき、あなたの「過去の記憶」を1ページ返却します』
シロが自分のスマホを見つめる。その瞬間、画面が激しくノイズを起こす
シロ
シロが頭を抱えてうずくまる。脳裏にフラッシュバックする記憶の残像
古い電車の音、ボロボロの履歴書、そして真司と全く同じように、スマホの画面を見つめて絶望している「人間だった頃のシロ」の姿
過去のシロ(記憶の声) 「……なんで、俺だけ普通になれないんだよ……!」
フラッシュバックが終わり、シロがゆっくりと顔を上げる。その瞳には、初めて『悲しみ』に似た感情の光が宿っている
シロ
スマホに新たな通知が届き、シロの瞳が再び無機質なものへと戻っていく
【通知:死神派遣本部】 『明日より、来月のシフト(ノルマ100人)が開始されます。引き続き、良質な絶望の納品を期待しています』
シロ