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(奇跡だ。秋澄風の母親に会えるなんて…)

日南母

今日は、どうしたんです?久しぶりですね

秋澄風が、失踪した

日南母

え…?

本人の意思で親戚の家に行った。けど何か嫌な予感がするんだ

親戚のことについて知ってることがあるなら、教えてくれ!

日南母

まずい…親戚はみんな秋澄風を金づるにしようとします!

はっ!?

日南母

今から言う住所に行って、警察にも連絡してください!

日南母

じゃないと、秋澄風が…っ、

(信じるか…!?元々虐待していた奴を…!?)

(でも、今は)

わかった

日南母

本町の2丁目、○○-○○○○

今すぐ向かう。絶対に無事に帰らせる…!

日南母

秋澄風を…どうか助けてっ

…なぁ、今こんな話をするのもおかしいが

なんでそんなに心配しているのに虐待なんか…

日南母

違います…私は秋澄風が大好きだった

日南母

秋澄風を虐待していたのは親戚の、私の妹と私の夫です!

は…?

日南母

私は、妹の夫に監禁され、気づいたらここに…

(なにが、どうなってんだよ)

とにかく、後で詳しく聞く

日南母

秋澄風…(違う、秋澄風の名前は…)

っはぁ、!はぁっ

(ここが、あの親戚の家…)

ピンポーン

出ない、留守か?

(なら、無理やり開けるか。警察には許可もとった)

秋澄風のお母さんを解放させる為にも、な…!

ガコンッ

よしっ、鍵が外れた!

(くっさ…!酷い匂いだな…)

一応録画しておこう

(秋澄風の母親の言い分が正しければ、秋澄風は間違いなく危険だ)

(危険に陥った時、すぐに訴えられるようにしたい)

そのための決定的な証拠を…あっ、これだ‼️

秋澄風

カヒュッ、ゴホッ

秋澄風

(薬を飲んでもダメだ…やっぱり接触範囲が広かった…)

秋澄風

ごめん…黎。特訓、意味なかった…

叔母さん

こんな所にいたのね

秋澄風

叔母さん…って、え…?母さん?

叔母さん

何言ってるの?私はアンタの母親じゃない

秋澄風

でも、今まで見てきた母さんと同じ顔を…

叔母さん

そりゃあ双子だからね。あんたの本当の母親は虐待もしていない

秋澄風

じゃ…なんで

叔母さん

私がアイツを監禁し、お前の父親とストレス発散してたんだよ!

秋澄風

そ、んな…ッ

秋澄風

(じゃあ、今までの母さんは叔母さんで、母さんは罪を擦り付けられたってこと…?)

叔母さん

秋澄風くんなんて名前を誰かに付けられたみたいだけど

叔母さん

あんたの名前は姉さんがもう決めてたのよ

秋澄風

俺の、名前?

叔母さん

あんたの名前は、瑳来よ

秋澄風

ブワッ(思い出した。今までの全ての記憶…!)

秋澄風

アンタは…母さんを殴って気絶させた後に俺を…!

叔母さん

今思い出したのね。まぁ意味ないわ

叔母さん

警察は私の嘘を信じきってるし、アンタを助けてくれる人なんて

いるんだよなぁ、それが

秋澄風

あ…

目の前が、見えにくくなる

それは、涙のせいだった

俺の秋澄風に、何してんだよババア

叔母さん

な、なんなのあなた!?私の甥っ子に

はぁ?笑わせんな。お前は罪人だ。警察にも話してる

証拠もお前の家から大量に出た

観念しろ

叔母さん

そ、んな…

叔母さん

(こうなったら瑳来を…!)

秋澄風

や…っ

俺の秋澄風に、近づくんじゃねぇ

警察

通報いただいた黎さんですか?

はい。今この人が子供に暴行をしようと

叔母さん

なっ、私は無実よ!離しなさい!

警察

暴れるな

叔母さん

クソがァ!

秋澄風

…黎

秋澄風

(まずは、謝んないと)

秋澄風

(それで、お礼言って、その後は…)

秋澄風

はっ、ヒュッ…あっ

秋澄風

(今まで堪えてたのが…一気に来た)

秋澄風

あぁ''っ、ぅ…はっ、あ

秋澄風、秋澄風!

秋澄風

黎…っ

薬飲め。早く!

秋澄風

(さっき飲んだばっかりだけど…緊急事態だ)

秋澄風

ゴクッ)ふっ、はぁ…っ、ぅ…

秋澄風

(少しマシになった…)

良かった発作止まった…

秋澄風。なんもされてない…

秋澄風

ギュッ

なっ、なにして…!発作が

秋澄風

怖かった…電車で、痴漢されて…しかもおばさんも…

秋澄風

母さんは違くて…父さんはストレス発散で…

落ち着け、大丈夫だから…

秋澄風

ごめんなさい…っ、ごめんなさい!

秋澄風

俺、おれぇ…っ

…大丈夫だから、なんもしねぇし、離れねぇから

秋澄風

うっ、ぁぁああああぁぁあっ
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