たっつんは今駆けつけた設定

これは俺がまだ10歳の時の記憶だ

当時の幻想郷は治安がとても悪く

天候も悪いせいで

虐待を受けている人達が何人も居た

俺もその内の1人みたいな者だった

殴られ蹴られ

酷い時は拷問器具の実験台にもなったりした

だけど

この体の構造のせいで死ねなかった

そのせいで身体中に痣や切り傷、かすり傷など沢山出来ていた

もちろんこの世界を恨んだ

「なんでこんな酷い世界になったの？」

「なんでこんな苦しいような世界になったの？」

本当に神々が愛した土地なのか

もう周りは真っ暗で

光も一切見えない

なのに...

おれが12歳になった頃だ

レムと名乗った者がこの狂った場所から逃してくれた

もちろんそのレムと言う者は闇化暴走した妖怪によって暗殺されてしまった

異変解決屋を始めたのはこれがきっかけだ

もう二度と俺と同じ思いをしてもらいたくない

大切な人を失ってほしくない

ただそれだけ

偽りだよ