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今日は圭子がいない
授業中は教師が目を光らせているため
特に攻撃されることもなく
安心して授業を受けることができる
しかしその安心と同時にイルは昼休みが来るのを恐れていた
ずっと攻撃の機会を狙っていた穂波は
微かな期待に胸を踊らせていたが
期末試験が近づいているからか
この日は昼休みになっても教師が居座っていたため
攻撃することができずにいた
坂井穂波
高尾雄大
吉崎隆
イルはその隙をついてトイレに逃げ込むが
それに気づいた女子達が後を追って何度も個室の扉を蹴った
女子生徒A
女子生徒A
女子生徒B
イルは耳を塞ぎじっと耐えていたが
頭上からバケツいっぱいの水が
突然イルの脳天を直撃した
浜松イル
女子生徒A
女子生徒B
坂井穂波
女子生徒A
女子生徒B
坂井穂波
穂波は力いっぱい扉を叩く
坂井穂波
坂井穂波
イルは扉を開けようとしなかったが
穂波は後から来た雄大達の手を借り上から侵入
震えるイルの髪の毛を掴むと
浜松イル
内側から扉を開け忍ばせていたハサミを取り出す
吉崎隆
坂井穂波
高尾雄大
坂井穂波
女子生徒A
女子生徒B
浜松イル
坂井穂波
恐怖で震えるイルの髪を左手で掴み
右手に持っていたハサミで……
ジョキンッ!!
水に濡れ切られた髪が地面に落ちる
浜松イル
浜松イル
吉崎隆
高尾雄大
女子生徒B
坂井穂波
坂井穂波
イルを指差し笑う生徒達
イルの瞳からは涙が溢れる
浜松イル
坂井穂波
坂井穂波
穂波は憎しみを込めて再びイルの髪の毛を掴む
浜松イル
坂井穂波
坂井穂波
穂波は微笑みながら
掴んでいた残りの髪も
ジョキッジョキッ!
全て切ってしまった