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あの後、すぐに解散して、
家に帰った、
家には北斗はいない、
バレちゃったのかな、
バレてても、別れるなら私はそれでいい、
私からも言わなきゃ行けない、
別れたいって、
ガチャ、
ドアの開く音がする、
私は咄嗟にソファで寝たフリをする
ドタドタと人が来る音が聞こえる、
北斗だ、
あれ、足音が止まった、
目を開けたら北斗が目の前にいる気がして、
少し怖いから目を開けることは出来なかった
松村北斗
松村北斗
松田はる
いつもの北斗じゃない、 声が弱々しすぎる、
怒ってるの?
なんでそんなに弱々しい声で話しかけるの?
別れるなら自分から言うから、
今は何も言わないで、
私は静かに目を開けた、
松村北斗
松田はる
松田はる
北斗の目には涙が浮かんでいる、
松村北斗
松村北斗
松村北斗
やっぱりバレてたんだ、
松村北斗
松村北斗
起き上がった私を抱きしめてくる北斗、
この感覚、久しぶりだな、、
何ヶ月ぶり?
久しぶりの感覚すぎて、 北斗からの質問なんて忘れていた、
松村北斗
松村北斗
松田はる
私は逆に 北斗が私のこと好きじゃないって思ってた、
だから、
松田はる
松田はる
松村北斗
松村北斗
そうだったんだ
でもなんで?
好きならなんで素っ気なくしてくるの?
話して来なかったの?
松田はる
「で、」 最後までを言えずに遮ったのは、
北斗じゃなくて、
樹からの電話だった。
今、少しやばい空気だって思ってた、 だからこの着信は私一人じゃない、って思えた着信だった、
松田はる
携帯に手をかけようとした時、
目の前にある携帯は北斗に取り上げられて
北斗は連絡先を見てぎょっとする
松村北斗
松田はる
電話をブッ、っと切ると
私の上に股がってくる、
前までの北斗でも、 最近の北斗でもない、
見たことの無い北斗、
松田はる
松村北斗
“俺だけに溺れてて”
朝起きると私の体に北斗が巻きついていた
樹に連絡しなきゃ、
手を伸ばしても携帯には届かない、
北斗がのしかかっているから、
声をかける、
松田はる
松田はる
松村北斗
松田はる
松村北斗
松村北斗
松田はる
遅刻はしない、
だって昼どころか夕方からだから、
嘘をついた、
はやく出なきゃ 樹に心配かけちゃってる、
やっとの思いで携帯を見ることができると
LINEの通知が数十件 着信が20件
これは完璧に今度言われちゃうじゃん、
でも、それすらも愛おしく感じてしまっている私は 樹に溺れているのだろう、
だけど、
北斗が私のことを愛してくれている、
私はどうしたらいいのか、
全く分からないままだった
だけど唯一わかるのは
目を瞑ればまぶたの裏には 北斗じゃない
“樹がいたんだよ”
続きのSTORYまで ♡250以上