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前書き

作者

皆さん、こんにちは!

作者

消えていく思い出シリーズのいいねがけっこう増えたので、番外編を書きました!

作者

読んでくれた人、いいねを押してくれた人、本当にありがとうございます!

作者

今回の題材は、海斗が恋に堕ちた瞬間です

作者

あ、本編を読んでいない人は、本編を読んでからのほうが分かりやすいかもです

作者

皆さんよろしくお願いします!

ー・・・ー

母さん

明日から隣の家に人が引っ越して来るんだって〜

海斗

ふ〜ん…

母さん

何よ〜!その反応!

海斗

だって、興味ないもん

父さん

海斗と同い年の女の子も
来るみたいだぞ?

海斗

ふ〜ん…

佐々木海斗 小3 今は夏休み中だ

明日、隣の家に誰かが越してくるらしい

海斗

そろそろ寝る

海斗

おやすみ

父さん

おやすみ

母さん

おやすみ〜

ガチャン

自分の部屋のドアを締めた

海斗

同い年の女子…かぁ…

ー・・・ー 次の日

ピンポーン🎵

チャイムが鳴った

母さん

あ、多分挨拶だわ!

ダッダッダッダ

母さんが走った

母さん

ほら、あんたも
挨拶しなきゃ!

海斗

え〜!

母さん

もう、ドア開けるわよ!

ガチャッ

引っ越して来た女子の父

こんにちは

母さん

こんにちは〜

引っ越して来た女子の母

今日から引っ越して来ました、笹野と申します

引っ越して来た女子の母

よろしくお願いします

母さん

こちらこそ〜!

母さん

佐々木と申します

母さん

仲良くしましょうね!

引っ越して来た女子の父

はい!

引っ越して来た女子

引っ越して来た女子

えっ、えっと…

引っ越して来た女子

これからよろしくね!

引っ越して来た女子

同い年だし!

海斗

母さん

ほら、海斗!
返事は?

海斗

海斗

気持ちわりぃ

引っ越して来た女子は、 悲しそうな顔をした

違う、 傷つけるつもりなんかじゃなかった

その女子は、同い年にしてはキレイで

ー可愛かったー

母さん

すみませんね…
うちの子がひどいことを…

母さん

気にしないでくださいね

引っ越して来た女子

引っ越して来た女子

あ、はい…!

でも、無理に笑顔を 作っているように見えた

どうして無理やり笑うんだ?

ーわからないー

だから、気持ち悪かった

海斗

海斗

名前は?

引っ越して来た女子

え!

引っ越して来た女子

さ、さ、さ、

引っ越して来た女子

笹野瞳!

海斗

ふ〜ん

海斗

ボソッ佐々木、海斗…

え…?

海斗

俺の名前、佐々木海斗!

そうなんだ!

よろしくね、海斗くん!

海斗

くん付けなくていいよ

じゃあ…

海斗、よろしく!

海斗

よろしく

瞳、かぁ…

名前の通りキレイな瞳をしている

でも、悲しそうだ

寂しそうだ

瞳の目が笑っていない…

ー・・・ー 一週間後

母さん

瞳ちゃんと遊ばないの?

海斗

別に、興味ねーし

母さん

その回答、
今日で何回目よ?

母さん

あれから一週間も経つのに、未だに1回も遊んでないじゃない

海斗

いいじゃんか

母さん

良くない!

海斗

あ〜、もういい!
行ってきます💢

母さん

行ってらっしゃい💢

いつも行く公園に向かった

木がたくさんあって、 行くと落ち着くんだ

海斗

着いた〜

海斗

海斗

ん…?

ハツラツとした歌声が聴こえる

これは…

ー校歌?ー

そういう曲調の、知らない曲…

ーいったい誰が…?ー

海斗

誰だ!?

大きい声で言った

そして、歌声が聴こえる方へ向かった

♪あ〜、誇り高ぁ〜く、旅だ〜つ〜ほ〜たる〜

瞳…!?

海斗

何してんの?
こんなとこで

あっ…!

え…?

瞳が泣いてる…!?

ポロッポロッ

涙が落ちている…

ごめんね…!
見苦しいよね…!

海斗

そんなこと

今、違う場所行くから!

海斗

それはいいんだよ!

え…?

泣いてるのに

辛そうなのに

悲しそうなのに

また瞳は隠そうとする

無理に笑おうとしてる…

ーなんでなんだよ…!ー

海斗

なんで無理に笑うんだよ!

え、何言って…

海斗

そんなんじゃお前の心が壊れちまう!

海斗

だから、無理なんかするな!

海斗

全部吐き出せ!

海斗

誰にも言わね〜から!!

あれ…?俺、何してるんだ?

説教なんて

海…斗…っ!

私、本当は転校なんてしたくなかったの…っ!

でも、お父さんの転勤で転校しなくちゃいけなくて

辛かった!寂しかった!悲しかったよ!!

だから最初は行きたくないって言った

そしたら、お父さんはすごく悲しそうな顔してごめんって言った…!

でも、お父さんの悲しい顔なんて見たくないよ…!親に心配もかけたくない…!

だから、一人で前の学校の校歌歌ってた…!

瞳は、震えてた

泣いて泣いて、顔はぐちゃぐちゃだった

でも、そんな瞳を見て思った

多分瞳は、強がりなんだ

でも、本当は弱い

だから、守りたい

俺が瞳を守りたい

もう二度と 瞳が無理をしないように…

ー・・・ー

海斗

全部吐き出せた?

うんっ…!

ありがとうっ!

この時、初めて瞳が笑った

本当の笑顔を見せた

これがすごくすごく可愛かった…

海斗

また何かあったら、いつでも話せよ?

海斗

あと、いつでも家来いよ!

え、いいの!?

海斗

ああ!

ありがと!

ー・・・ー

これが恋だって気がつくのは

ーまだ少し先の話ー

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