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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

ハロウィンの翌日、アメリカが受けた噛み傷や殴り傷は少しずつ癒えて来ている頃、心配で見に来た当事者達がその親子の元へやってきた。

🇺🇸

お前ら……

🇯🇵

アメリカさん、そちらの方は大丈夫ですか?

🇺🇸

ああ、傷は少しずつ治ってる。

🇨🇦

それは良かった……本当に……

🇺🇸

すまなかったな……お前ら。

🇩🇪

いいんだ、お前は被害者だから何も悪くない

🇩🇪

気にするな

🇮🇹

そうだよぉ!ただ……

🇫🇷

うん……問題が……ね……

🇺🇸

そうだな……

🇫🇷

んで、当の本人はどうしてるの?

🇺🇸

親父はまだ寝てる。

🇺🇸

夜になれば起きて全て思い出すだろうよ……

🇫🇷

そう……

🇯🇵

少しだけ様子を見ても大丈夫ですか?

🇺🇸

ああ…

🇺🇸

ちょっと待ってろ。

イギリスが眠っているであろう寝室へ、日本、フランス、カナダの三人が行き、残りの二人は待機することにしたという。

なぜ待機するんだ?とは誰も言わず、ただ何かを察してアメリカは「いいんだ…気にするんじゃねぇ」と言って二人を置いて三人を案内した

イギリスが眠っている寝室につき、音を立てないようにそっと扉を開けると、カーテンで日光を入れないように対策したり、また暴走しないよう、十字架をイギリスが眠っているベッドの壁にかけている異様な部屋だった。

そんな異様な部屋にイギリスは、昨日の暴走とは打って変わって、静かに眠っていた。

🇬🇧

スゥ-……スゥ-……

🇫🇷

へぇ……大人しく眠ってるんだね…

🇯🇵

でも、あれ以上暴走しなくってよかったです。

🇺🇸

不幸中の幸い……ってやつだな……

🇨🇦

近くで様子を見たいけど……怖い……

🇨🇦

状態がまだ分からないから……

🇺🇸

……

🇺🇸

一旦あいつらの所に戻るぞ。

🇺🇸

ちょっと話したいことがある……

🇮🇹

イギリス……どうだった?

🇫🇷

普通にすやすや眠ってたよ。

🇫🇷

それで……話って何?

🇩🇪

ん?どういうことだ?

🇨🇦

兄さんがみんなに話したいことがあるって……

みんながざわついて、一体どんな話しを繰り出すのか混乱しつつも話を聞こうとした。そして、アメリカは一旦深呼吸してこういった。

🇺🇸

……

🇺🇸

親父を……しばらく閉じ込める

閉じ込めるという聞き馴染みのない言葉を聞いてみなが驚いて、どういう理由でそうなったのか、なぜわざわざ閉じ込めなければ行けないのか……様々な理由がみなの頭の中に廻っている中、アメリカはこういった

🇺🇸

閉じ込めるというより……「預ける」という感じだな

🇨🇦

「預ける」ってどういう……

🇷🇴

そこからは僕が話すよ

いつの間にか居たルーマニアが、みなが集まっている部屋の扉の前に身体を寄りかけてそう切り出した。

🇯🇵

?!……いつの間に……

🇫🇷

本当……吸血鬼って怖いな…(ボソッ)

🇩🇪

それで、「預ける」ってどういう事なんだ?ルーマニア

🇷🇴

もっと言うと、僕の所へ預けてもう本当に暴走しないように色々しなければ行けないんだ

🇮🇹

色々……

🇫🇷

随分曖昧な表現だね……「色々」って

🇷🇴

知っていいことと知らなくてもいい事があるんだ。

🇷🇴

それでも……聞きたい?

🇫🇷

ううん、結構。

🇨🇦

預けることはわかったけどさ……

🇨🇦

どのくらいの期間でそっちに父さんを預けるの?

🇷🇴

それはイギリス次第。

🇯🇵

……?

🇷🇴

……つまり、本当に暴走しないという事を僕は判断するけど、イギリスにもそうしなければいけないという事を理解させるため

🇷🇴

そんな感じだよ

🇯🇵

なるほど……

🇩🇪

事情はわかった。

🇩🇪

だが……俺たちに言う必要あるのか?

🇷🇴

うん。

🇷🇴

イギリスが急に来れなくなったとか

🇷🇴

いないからとかさ……それを聞かれるのも困るから

🇷🇴

だからみんなに予め言ってる。

🇨🇦

けど……オーストラリアとニュージーランドの2人には?

🇺🇸

それはさっき俺が簡単に伝えた。

🇺🇸

だから大丈夫だ。

🇷🇴

とにかくそういうこと。

🇷🇴

二回も暴走を経験してる以上……そろそろこっちも手を打たなきゃいけない。

🇷🇴

また三度目の暴走だって有り得るし、もう……帰って来れないこともある……

🇷🇴

だから、こうする事にした。

🇫🇷

なるほどね……んじゃ僕たちは、このことを知らない人達みんなにイギリスの所在について適当にはぶらかす役ってことね

🇷🇴

そういう事。

🇷🇴

イギリスが起きるであろう夜で何かと色々言って連れ出す。まあ……

🇷🇴

今はまだ眠ってるからなんとも言えないけど……

🇷🇴

そういう事だから。誰にも言わないで

🇮🇹

もちろん!

🇩🇪

お前に関しては口が軽いから俺が徹底的に叩き込むから、覚悟しろよ?

🇮🇹

?!……は、はひぃ……

🇫🇷

わかった。

🇯🇵

わかりました。

🇨🇦

うん。

🇫🇷

んじゃ、話が終わりなら僕たちは帰るよ。

🇨🇦

僕はしばらくここにいて、父さんの様子を見たい。

🇷🇴

わかった。

🇯🇵

では、私も失礼します。

🇩🇪

俺も

🇮🇹

僕も……またね。

カナダ以外のみなが各々帰っていく最中、ルーマニアはふと二回に続く階段がある廊下に目をやった。

🇺🇸

どうした?

🇷🇴

…………

🇷🇴

いや、気のせいだよ。

🇷🇴

とりあえず、言い訳を考えなきゃだ……

🇷🇴

アメリカ、ちょっとしたらまたイギリスの様子をちょいちょい見てってくれる?

🇺🇸

言われなくてもわかってるよ。

三人だけがいる明るい空間をどこか悲しく罪悪感に見舞われているような目で見ている「誰か」は、そのままどこかへ行き姿を消した……

どうも、久しぶりに吸血鬼の小説を書いたクソ主です。

一応言うと……励みとしてコメントで続きみたいって言われて咄嗟に書いたのもあって適当で雑になってるかもしれない……

そうだった場合……すみませんでした🙇‍♀️

もしそうじゃないならそうね……期待して1000いいねがついたらなって言うことを願ってるつもりです(そんな価値ないと思うけど)

んじゃ、続きもお楽しみに〜

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