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天王寺組の「小さな悪魔」

第7話 - 陸話

2024年12月20日

#ヒューマンバグ大学

#天王寺組

#天王寺組戸狩派

#城戸派

狐白🦊🤍

※駄作ちゅうい

朱音（幼少

姉ちゃん！兄ちゃん！

姉

朱音！どうしたの？

朱音（幼少

一緒に遊ぼ！

兄

今日は予定もないし、いいぞ！

朱音（幼少

わぁーい！

＜朱音達ー？

朱音（幼少

あ、母さん！

姉

じゃあ、朱音

姉

母さんたちとも一緒に遊ぼ！

朱音（幼少

うん！

兄

早く行くぞー！

朱音（幼少

兄ちゃん待ってー！

朱音

ﾊﾟﾁｯ

私の名前は桜井朱音

朱音

ふわぁ～…

朱音

ﾁﾗｯ（時計

2:00

朱音

…深夜かぁ

夜遅くに目が覚めてしまった、天王寺組の極道や

朱音

･･･････

久しぶりに昔の夢を見た

思い出してしまったせいで、目が覚めてしまった

朱音

…ｽｯ（立ち上がる

朱音

ｶﾞﾁｬｯ

私はそのまま自室から出ていく

夜です

もう一度言います

夜ですｯ！

朱音

‥‥ｽﾄﾝ

私は外の出て、地面に座る

朱音

･･･････綺麗やなぁﾎﾞｿｯ

朱音

ｽｯ（手を伸ばす

朱音

‥‥父さん達、私のこと見てるんかな‥？

不意に、私はそんなことを考える

朱音

‥‥どうせやったら…

朱音

私も、連れてってくれたらよかったのに…

そう言って私は目を細める

ｻﾞｰｻﾞｰ（雨

朱音

‥‥（目を瞑る

そんな時に、雨が降ってきた

朱音

･･･････

まるで、今の私の心の内を表すかのように、雨は地面に強く打ち付ける

朱音

･････ﾎﾞｫｰ

私が雨に降られていた時

？？？

ｽｯ

朱音

、…？

頭上の雨が止んだ

後ろを振り返ると

朱音

…こんな時間に何やってるんです？

朱音

戸狩の兄貴”

戸狩

…それはこっちのセリフやわ

戸狩

子供が起きとってええ時間ちゃうぞ

朱音

苦笑…まだ私を子供やと思ってるんでっか？

戸狩

そらそうやろ

戸狩

それよりも、雨降ってるんやったら中入りぃや

朱音

‥‥戸狩の兄貴は中入っといたらええんとちゃいます？

戸狩

俺捕まるわ

朱音

殺しなんかやっていれば、いつか捕まります

朱音

…その分、恨みも買います

戸狩

･･･････

朱音

…ねえ、兄貴

戸狩

なんや

朱音

皆って、私の事強い思ってるやろ？

戸狩

…せやな

戸狩

逆に強いじゃなかったらなんやねん

朱音

…私は、ただの軟弱者”ですよ…苦笑

戸狩

･･･････

朱音

‥‥（もう‥私の生きる意味は…これ”しかないから

朱音

…戸狩の兄貴には…特別に見せてあげます笑

戸狩

、？

朱音

ｽｯ

そう言って、私はポケットからペンダントを取り出す

戸狩

…それって

朱音

ﾊﾟｶｯ

戸狩

‥‥！

兄貴は驚いた顔をしとった

そりゃそうだろう

一人の少女以外の人の顔が…全て綺麗に焼き立たれているのだから

戸狩

･･･････

朱音

…綺麗なのが、私です

朱音

私には、兄と姉

朱音

父と母がいて、五人暮らしでした

私は、ただ淡々と話を続ける

朱音

父さん達は優しくて…姉ちゃんたちも、いつも私のそばに居てくれとった

朱音

あの頃”は、本当に幸せでならなかった

朱音

家族の温もり、愛情を噛み締めて‥‥

戸狩

‥‥ｽﾄﾝ

兄貴は、何も言わず私の隣に座った

朱音

‥‥でも

朱音

そんなのも…あっという間に消えていった”

私は声を低くし、息を吐くように言葉を連ねていく

戸狩

･･･････

私が話そうとした途端

親父

おぉい二人

親父

こんなとこで何やっとるんや

戸狩

…親父でっか

朱音

･･･････

親父が入ってきて、話はそこで途切れてもうた

朱音

…兄貴と恋バナしてただけです

戸狩

いやちゃうやろがい

戸狩

結構真面目な話をしてたやろが

朱音

そーでしたっけ？笑

朱音

私まだガキなんで―笑

戸狩

･･･････

兄貴は黙って、言葉を発しない

親父

戸狩はええけど、桜井は戻らんかい

朱音

なんで私だけでっか！？

朱音

兄貴も同罪でしょ同罪！

戸狩

どこがやねん

朱音

うがぁぁああ！！

戸狩

･･･････

戸狩

（そう言って暴れまわる朱音の姿は

戸狩

（さっきまでの雰囲気とは全くと言っていい程違かった

戸狩

･･･････

朱音

兄貴―

朱音

一緒に戻りまひょー

戸狩

ああ

朱音

･･･････（もう、考えたって…無駄やのにな…

天王寺組の「小さな悪魔」

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