TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
忘れられない。この気持ち

一覧ページ

「忘れられない。この気持ち」のメインビジュアル

忘れられない。この気持ち

1 - 忘れられない。この気持ち

♥

50

2019年07月27日

シェアするシェアする
報告する

ママ

ミカ…ゆきな…どうして…

ミカ

ママ?

ゆきな

どうかしたの?

ママ

ミカ…ゆきな…うぅ…😢

ミカ

どうして泣いているの?

ゆきな

ママ〜

ママ

ゆきなが車にひかれそうになった時

ママ

ミカが助けたけどミカはひかれて死んでしまったなんて…

ママ

ゆきなをおした時ゆきなは頭を強く打って死んでしまうなんて…

ママ

二人の子供を同時に失うなんて

ママ

どうしたらいいの…

ミカ

え?

ゆきな

え?

ミカ

しん…だ…?

ゆきな

お姉ちゃん

ゆきな

どうして私たちういてるの?

ミカ

そう言えば…

私達はういていた

ミカ

本当に死んじゃったの…?

ゆきな

嫌だよォ…

ミカ

そうだ!

ミカ

学校に行ってみよう!

ゆきな

私も行く!

私たちは学校へ行った

そうしたら

まい

ミカちゃん…やだよ…

ゆい

ゆいも信じたくない…

りく

僕もだよ…

エマ

どうして死んでしまったのよ…

ミカ

みんな…

私の机には花瓶が置いてあり私の好きな桜の花が飾られていた

まい

ミカちゃんが好きな桜の花

ゆい

持ってきて良かったのかな…

ミカ

良いに決まってるよ…

ミカ

二人ともすっごく優しいの

ミカ

私…知ってるもん…

りく

二人ともありがとう…

エマ

きっとミカも喜んでいるわよ…

ミカ

うん…嬉しいよ…

ミカ

すっごく嬉しいよ…

いつの間にか私の目から大粒の涙がこぼれていた

エミリ先生

みんな…私も信じたくないけど

エミリ先生

受け止めなきゃいけない…

エミリ先生

ミカちゃんにお礼を言いましょうね

まい

ミカちゃん…ありがとう

ゆい

天国でも元気でね…

りく

ずっとずっと忘れないよ…

エマ

今まで本当に…ありがとう…

ミカ

みんなぁ…

ミカ

そんなのいいのに…

ミカ

でも…

ミカ

ありがとう…

みんなは涙を流して顔がくしゃくしゃになっていた

カリン

ゆきな…そんなぁ…

あんな

まだまだやりたいこと…あったじゃん…

ゆうと

みんなで話して…みんなで笑って…

ゆうと

みんなで…

ゆうと

喧嘩したこともあったけど…

あんな

でも…みんながなにより大好きだったゆきな…

カリン

私もゆきなのこと大好きだったよ…

ゆきな

みんな…私も…大好きだったよ…

私の机には

私の好きなお菓子

私の好きなゲーム

私の好きなもの全部…

置かれていたよ…

ゆきな

ありがとう…ありがとう…

そして

ミカ

ゆきなぁーーーーー

ゆきな

おねーーーーちゃーーーん

ミカ

ゆきな…なんで泣いてるの…?

ゆきな

お姉ちゃんこそ…

ミカ

みんな…あんなに私の事…

ゆきな

私も同じ…

ゆきな

みんな私達のこと

ゆきな

家族みたいに大切にしてくれていたんだね…

ミカ

沢山喧嘩したし

ゆきな

沢山勉強もした…

ミカ

勉強だらけの学校だったけど

ミカ

みんなに会える学校は

ゆきな

本当に大好きだった…

ミカ

死にたくなかったよォ…

ゆきな

みんなとまた遊びたいよォ…

みんなのことを思い出すと

入学してから昨日までの記憶が

頭の中をかけめぐった

みんなのことが

大好きだった

エミリ先生

みんな

エミリ先生

今日の図工の時間は

エミリ先生

みんなの好きなものを描いてくださいね

エミリ先生

なーんでもいいですよ

まい

私が好きなものはひとつしかない…

ゆい

いつも隣で笑ってて

りく

いつも勉強テキトーにやっていて

エマ

いつもみんなのことを第1に考えてくれていた大切な人

まい

それは

まい、ゆい、りく、えま

ミカちゃん

エミリ先生

みんな…

エミリ先生

あの子のこと本当に大好きだったのね…

ミカ

みんなが書いてくれいるのが全員私だなんて…

ミカ

もっとみんな…好きなもの…

ミカ

うぅ…ありがとう…

カリン

ゆきなってさ…

カリン

いつも私たちのこと…考えてくれていたよね

あんな

うん…

ゆうと

そうだね…

カリン

ゆきな…

カリン

いつも優しくて可愛くて

カリン

真面目なゆきなが私

カリン

大好きだったよ

あんな

私も

あんな

カリンと喧嘩した時はすぐに止めてくれたよね

あんな

ありがとう

ゆうと

僕も

ゆうと

授業わからなかった時はすぐに教えてくれたよね

ゆうと

わかりやすいし…すぐに分かったよ

ゆうと

ありがとう

カリン

ゆきな…

カリン、あんな、ゆうと

ありがとう

ゆきな

みんなぁ…こちらこそだよ…

ゆきな

ありがとうぅ…

ミカ

ゆきなぁ…

ゆきな

お姉ちゃん…

ミカ

みんな…うぅ…

ゆきな

大好きだったよ…

ミカ、ゆきな

ありがとう…さようなら…

私たちは空へ消えた

自分が1番大切にしていたものは

食べ物でも遊び道具でもない

みんなだった

もう会えないけれど

天国でいつまでもみんなのこと

ずっとずっと

忘れないよ

この作品はいかがでしたか?

50

コメント

1

ユーザー

このお話好きやわ

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚