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煌めく夏。
楽しい予感の夏休み☆
友達といっぱい遊ぶぞ!!
そう思いながら、中学二年生の、山田リズは、親友の、ユカと学校の、廊下を歩いていた。
ユカ
リズ
明日から夏休み
リズは親友の、ユカ達と、二週間後の花火大会に行く約束をしたのだった。
リズ
ユカ
リズ
ユカ
リズ
主
リズ
主
ユカ
ユカ
主
その夜、夕食を終えると、リズは早速花火大会のチラシをりょう親友に見せた
リズ
父
ソファでくつろいでいた、父親が、振り返った。
リズ
チラシを手に取った父親が、気まずそうに眉を下げた。
父
リズ
父
リズ
リズの横で、小学二年生の弟、勇太が[俺も、海行きターイ]と騒ぎだした
父
リズ
すると、のんびりと麦茶を飲んでいた母親が言った
母
リズ
母
リズ
母
結局、リズは家族で旅行に行く事になってしまった。
リズ
怒ったリズは、自分の部屋に駆け込み、バタンとドアを閉めた。
リズ
二週間後
リズは、不機嫌な、顔をして、曲がりくねった坂道をのぼっていた
リズの前を歩く父親と母親は、大きな旅行バッグを、肩から下げて、楽しそうに話している
坂道の下に見えるのは、キラキラ輝く眩しい海。
リズ
スマホを片手に持ち、ふてくされて歩いていると、勇太がリズを呼んだ
勇太
何だろうと思い、振り向くと、
勇太
勇太がリズに向かって、水鉄砲を撃った
勢いよく水が飛んで来て、ゴムでピョコンと結わえたリズの前髪が、びしょびしょになった。
これを見て、勇太が大笑いする
リズ
リズが怒鳴ると勇太が走り出した。
勇太
リズ
前を歩いていた母親が、うんざりした顔でしかった
母
そして、リズに旅行バッグを一つ押しかけた。
母
リズは、はぁっとため息をついて、バッグを受け取った
リズ
ガックリ肩を落として坂道を歩く。
すると、父親が話かけてきた。
父
リズは飽きれかえり、父親のダシャレを無視した。
父
リズ
リズ
リズは、ヘッドフォンをつけて、お気に入りの音楽を聴き始めた
坂道の下の海から、潮の香りがただよってきた。
泊まる旅館は、坂道をのぼりきる途中の、崖の上にあった。
到着すると、痩せた年寄りの女将が出迎えた
女将
リズ達は、広い玄関を上がり、早速客室に向かう
リズ
壁や、床のあちこちにシミもあった。
リズ
女将に案内された部屋は五階にあり、窓から海が一望できた。
勇太
勇太が、窓から、身を乗り出してはじゃく。
母
勇太
わざとゆらゆらしたりしている
リズ
リズは、スマートフォンを手に持ち、部屋のすみに体育座りをした。
母
父親が自慢げに答えた
父
リズ
主
主